今回は「停滞感を乗り越える処方箋」個人と企業の共通項について考えて見ましょう。
日々の生活や仕事の中で、誰しも一度は「停滞感」を感じたことがあるのではないでしょうか。
先日、SNSで「気持ちが落ち込んでやる気が出ない」とつぶやく50代後半の方の投稿を目にしました。そのような感情は、個人に限らず企業においても、同様に感じられるものです。
どんなに優れた組織であっても、時には行き詰まりを感じたり、何かを変えなければならないという思いに駆られることがあるでしょう。
この停滞感の背景には、多くの場合「情報の非対称性」が隠れています。個人として、あるいは組織として、持っているべき情報や視点が不足していると、何をどう改善すれば良いのかが見えなくなり、堂々巡りに陥りがちです。しかし、停滞を打破するカギは、案外シンプルなところにあるかもしれません。
このコラムでは、個人の気持ちと企業の課題に共通する「情報の非対称性」という切り口から、停滞を乗り越えるための解決策を一緒に考えていきましょう。
このコラムの内容
1.停滞感は誰にでも訪れる
2.情報の非対称性が引き起こす停滞感
3.新たな視点を取り入れることで停滞を打破する
4.問題は成長のチャンス
5.継続的な挑戦が成長を生む
6.おわりに〜これからの皆様へ
1.停滞感は誰にでも訪れる
個人でも組織においても、成長の途上にあるとき、必ず訪れるのが「停滞感」です。
先日、SNSで「気持ちが落ち込んでやる気が出ない」とつぶやく50代後半の方を見かけました。このような感情は、多くの人もに共通するものだと思います。
特に日々の仕事や生活の中で、多くのプレッシャーを感じているときは、気持ちが沈んでしまうこともあります。
同様に、企業でも現状に満足できず、また何らかの壁にぶつかり、停滞を感じることがあります。原因はさまざまですが、その多くに「情報の非対称性」が関係しています。
2. 情報の非対称性が引き起こす停滞感
個人においても企業においても、停滞を引き起こす要因の一つは「情報の非対称性」です。
情報の非対称性とは、ある一方が持っている情報を他方が持っていない状態を指します。
例えば、企業内で経営者や管理者が必要な情報を知らないことで、適切な指示が出せず、組織の動きが停滞することがあります。
正しい指示と報告できていますか?(お役立ちツールを進呈)
同様に、個人においても、落ち込んだ気持ちの中で「自分には何が必要なのか」という情報を持っていないことで、解決策が見えず、堂々巡りになってしまうことがあります。
この情報の不足こそが、停滞感を生み出している原因であると言えます。
3. 新たな視点を取り入れることで停滞を打破する
停滞感を乗り越えるためには、個人でも企業でも、新しい情報や視点を取り入れることが必要です。
個人においては、自分が好きなことに没頭することや、新しい挑戦をしてみることが、気持ちをリフレッシュし、新たな道筋を見つけるきっかけになります。
例えば、映画館にいって好きな映画を観たり、また、散歩やランニング、ジムで汗をかくほどの運動をしたり、好きな音楽をサブスクではなく、レコードで聴いたりすることで心を整えると同時に、新たな目標を設定することで、自分の枠を広げることができます。
企業においても同様に、新しい知識や方法論を取り入れることで、情報の非対称性を解消し、次のステップに進むことが可能になります。管理者研修や他社の成功事例から学ぶことで、組織全体の動きを活性化し、停滞から抜け出すための手がかりを得ることができます。
4. 問題は成長のチャンス
「問題がないことは、そもそも大問題である」と私は考えています。
問題とは、理想と現状のギャップのことです。そのため、問題がないということは、この二つの間にギャップがないことを意味し、決して良い状況ではありません。
個人が停滞を感じるのも、企業が業務の停滞を感じるのも、現状と理想の間にギャップがあることを示しています。このギャップこそが成長のチャンスです。現状に満足せず、問題を認識し、それを解決しようとする姿勢が重要です。
問題があることは、現状から一歩前に進むための機会です。今、目の前にある課題に自信を持って挑戦し続けてください。それこそが成長に繋がるのです。
5. 継続的な挑戦が成長を生む
過去の経験や知識に頼るだけでなく、常に新しい挑戦を続けることが、個人や企業の成長に繋がります。例えば、新しい学びの場に参加することは、停滞を打破する一歩です。同じく、企業も現状の業務を改善し、新たな視点を取り入れることが必要です。
私たちの研修プログラムでは、新たな知見を得るための実践的な場を提供します。例えば、現場で直面する課題を取り上げ、チームで議論し解決策を導き出すワークショップ形式を採用しています。また、成功事例や失敗事例を共有し、そこから得られた教訓を活かすことで、理論だけでなく実際のビジネスに役立つスキルを習得します。また、ビジネスパーソンを対象とした読書会もいまはオンラインで気軽に参加できる環境が整っています。
このような学びの場や研修の場を通じて、参加者は業務の効率化や新しい戦略の立案といった、具体的なアクションを自ら計画し実行する力を養います。また、企業としては、チーム内のコミュニケーションを改善し、各メンバーの能力を最大限に引き出すリーダーシップの強化も図ることができます。これにより、個人と企業が共に次のステージに進むための確かな準備が整います。
6.おわりに〜これからの皆様へ
現在、弊社の企業研修を受講している受講者の方々には、研修で学んだことを実践し続けることで、停滞感を打破し、次の一歩を踏み出しています。
お客様の声
そして、まだ弊社の研修を受けたことのない方は、新しい情報や知識を取り入れることが、停滞から抜け出すカギとなるかもしれません。
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