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温泉に行こう

先日、お客様の旅館で久しぶりに温泉に入った。
柔らかな泉質と風呂から眺める自然の景色にしばし癒された。
今日はエールの出し方あれこれについて。


仙台の都市ガスが供給されなくなって、もうすぐ1ヶ月になろうとしている。
復旧対象戸数に対する5日段階の復旧率は45.8%。
仙台市ガス局によると、現在4100名が復旧作業に向けて取り組んでいるとある。
今朝、我が家の付近で復旧隊の人が作業をしていた。
複数箇所で行っているので、わが家の風呂に入れる日も近づいているようだ。
不便さから日常の有り難みを知るエピソードは別の機会に譲るとして、
しばらく前から気になっていたことがある。
TVで流れる「がんばろうCM」。
あれを見る度に、エールとして受け取る気持ちの一方で、不快に感じることもある。
がんばっている人に「がんばろう」を連呼することほど酷なことはない。
被災所や被災地企業のストレスのピークは毎日更新されている。
「がんばろう○○」のコメントを発するだけがエールではない。
巣ごもることなく、先ず動いてみることが何よりの支援になることがある。
例えば、宿泊業は業績の悪化している業種に分類されている。
震災前から燃料費の高騰や不況に伴う家計費の支出仕分けに
伸び悩む企業も少なくなかったが、ここにきてその影響は計り知れない。
今回の震災で消費者心理がさらに冷え込むことも懸念されている。
地元の宿泊業では行政からの要請もあって被災者の受入れ準備が進んでいる。
仮設住宅が建設されるまで温泉旅館に宿泊するのである。
それ以外の枠はこれまで通り、一般客の宿泊は当然可能だ。
宿泊業を営む温泉旅館にエールを送ってみるのはどうだろうか。
週末に家族で温泉に行ってみよう。
ガソリンも一時の品薄状態が改善され入手しやすくなってきている。
あなたが家に籠もらずに日帰り温泉や宿泊サービスを利用することは、
震災復興の足がかりにもなるし、
何よりもあなた自身の日頃の疲れが癒され、明日への活力源にもなる。
「がんばろう」を連呼するだけでなく、
それは大きなエールとしてそれぞれの心に届くことになる。
これは宿泊業だけに限られることでなく、多くの業界にとっても同様のことがいえる。

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