気持ちとちからを寄せる鍋
この時は、SS店員さんの笑顔と、直前にスタンドに到着していたタンクローリーが、
さながら、ヒーローとそのマシン(乗り物)のように後光がさして見えた。
白地に黄色いロゴのタンクローリーの登場がとても頼もしく映った。
そろそろガソリンの残メモリが危うくなったこともあって、
1時間と少々並んで何とか満タンをゲット!
ネット情報も探したが、こういうときはアナログ情報に勝るものはない。
信頼できるソースのおかげ。
ありがとうございます。
先週に比べると燃料事情は改善されているようだが、
市内ではまだまだガソリンが市中まで回っていない。
しばらくぶりにガソリンを入れたが、値段はずいぶんとアップしていた。
需要が供給を上回る状況なので贅沢は言えないのだが、
あまりのプレミアム価格ぶりに、多少の認知的不協和もあって、
都道府県別平均ガソリン価格をチェックしてみた。
ガソリンスタンドランキング(H23.03.29現在)
調達コストがかかっているといわれればそれまでだが、
それにしても高い。
宮城県がダントツで高く、ランキングでは都道府県で最下位となっている。
今朝(3/29)の日経新聞によると、
首都圏の給油所ではガソリン不足が解消してきたとのこと。
店頭での給油制限や給油待ちの行列がなくなり販売が正常化したと書いてある。
一方で、東北地区の被災地の品薄状況はなお深刻だと指摘している。
まったくその通りだ。
今日ガソリンを入れることができたのはとてもラッキーだった。
その多くは午前中で在庫がなくなり、閉店している店もあった。
緊急車両専用と称して、一般車両を受け付けていないスタンドも見受けられた。
恐らくであるが贔屓客もしくは法人客専用で入れているスタンドのように映った。
新聞によると物流網は確実に復旧しているようである。
石油を輸送するためにも重要な港湾について、
国内15港湾のうち、17日時点で7%の復旧率であったものが、
28日時点では100%の復旧率となっている。
宮城県知事が示した見通しはまだ現実のものとはなっていないが、
給油したガソリンが空になるまでには改善していて欲しいと願うばかりである。
ところで、最近のテレビや新聞などでは深刻なニュースが報道されているが、
久々に微笑ましいチラシ(張り紙)が目に飛び込んできた。
仙台では一般家庭では、停電、断水が少しずつ普及し、
あとはガスの復旧が待たれるところであるが、
近所の公園で参加者が食材を持ち寄って鍋をつくるという
「寄せ鍋のご案内」。
見るだけで心が温まり微笑ましくなるような案内だ。
はふはふ、いいながら鍋をつついて、
気持ちとちからを寄せ合い
弾む会話が、知らない人同士をつなげて笑い声につつまれる。
そんな情景が思い浮かんだ。
東北に一つでも多くの笑顔を増やしていくこと、
それはこれから復興を目指すうえでの原動力になる。
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コメント (1)
家までの帰り道で、ガス災害復旧隊の方々ががんばって仕事をしていた。しかし家までの距離まだ通し。家で風呂に入れるのはいつになるのやら・・