仙台のコンサルマチスケ

ポップ・ミュージックの世界では、リスクを取る勇気が必要です。
そうすれば、万人にすべてが気に入られるとは限りませんが、
アーティストとしては生き残っていけます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（アニー・レノックス）

現在はソロシンガーシンガーとして活躍するアニー・レノックス。
８０年代にユーリズミックスとして登場した時の印象は強烈だった。
無機質なシンセサイザーと印象に残る独特のボーカル。
それらの融合が独特の世界観を表現していたと思う。
一昨日、今年のグラミー賞が発表されたが、
彼女もデュオ時代も含め４つのグラミー賞を受賞している。
数々のヒット曲やアルバムセールスの実績とともに、
ワーキングマザーとして仕事と家庭もバランスさせていたとのこと。
その音楽の主張は生き方にも貫かれていたようだ。
彼女はインタビューで、第一線にいつづける秘訣について答えている。
『好奇心、それから自分自身を特定のカテゴリーに安易に押し込めないこと』
そして冒頭の言葉に続く。。。
ハットさせられる言葉ではないだろうか、
これは、どの業界にも当てはまる言葉だ。
すべてに愛されるアーティストを目指さない。
すべてに愛される○○を目指さない。
嫌われる対象を決めないと、好かれる対象も見えてこないということだ。
冒頭での『ポップ・ミュージックの世界では』の部分を
自分の業界に当てはめてみても使える汎用性の高い言葉ではないだろうか。
万人を対象にしないからこそ広がる商圏もある。
息の長いビジネスを続けようとしたら、
来る者拒まずの経営はやってはいけないのだ。