今日そして明日に続く道
長野(五輪)のときから4回転を成功させている人がチャンピオンになっている。
僕自身の求めているパフォーマンスという意味でも4回転を成功させたいと 思っている
(高橋 大輔)
高橋大輔選手銅メダル獲得おめでとうございます。
日本男子五輪挑戦から78年かけて誕生したメダリストとなりました。
一夜明けましたが、何度もリプレイされるそのシーンを見るたび、
感情豊かな表現力とその切れ味に、胸をうたれ感動します。
冒頭の言葉は、前日のショートプログラムで3位につけた高橋選手のコメントです。
「パーフェクトに滑る」を目標に、リスク承知で挑んだ4回転。
残念ながら転倒しましたが、その後すぐに立て直し、流れるようなスケーティング、
感情豊かな表現、ステップは、素人が見ても、世界トップレベルであることがよくわかりました。
その意味では、4回転にこだわって僅差でチャンピオンにならなかったプルシェンコも素晴らしかった。
フリーで高橋選手が選んだテーマ曲は、フェデリコ・フェリーニの映画「道」。
2008年の大怪我など、決して平坦ではなかった高橋選手のオリンピックまでの道と
オーバーラップして、最後に勝利をつかみ取ったその姿に感動した人も多いのだと思います。
「集大成」と表して挑んだ五輪前のコメントでしたが、
試合後には現役続行を彷彿させるコメントも残しています。
続けて欲しいですね。
ファンとしても高橋選手の紡いでいく「道」をもっと見ていたいと思っているのです。
今日だけでなく、明日に続いていく道を。
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