シンプルに行こう
仕事を楽しむんだ。
結果を信じて開き直れ。望めばかなう。悩んでもしかたない。
役者は無力だ。誰もが無力だと思えば、気が楽になる。
(アンソニー・ホプキンス『Inside the Actors Studio』の中で)
見るものを怖がらせ、圧倒し、感動させ、魅了する、穏やかな紳士な役どころも多いですが、
羊たちの沈黙のレクター博士のような狂気の人も難なくこなす。名優アンソニー・ホプキンスの言葉です。
スコセッシ監督の言葉を引用しこう言います。
「イーストウッドは何を演じてもイーストウッドだ。マンネリに見えるが誰よりも彼らしい」
そして自分は「イーストウッドやハンフリーボガードのような芸風が好きだ」と。
彼の演劇論はシンプルさが大切だとしているところにあります。
「演技は複雑にも単純にもなる。単純に演じられる人と組むのはとても楽しい」
難しくしすぎるな、といいたいのではないでしょうか。
複雑な状況もひとつひとつの固まりを分解していけば、シンプルさの集合体です。
あたかも糸がもつれた状態で方程式を解こうとするから、
いつまで経ってもわからない。ということになるのではないでしょうか。
ものごとを難しくしすぎていないだろうか。
どんな業界にも、簡単なことを難しく言うような専門家がいると思いますが、
我々は、複雑なもつれた糸をにシンプルに解きほぐすことができる専門家でいきましょう。
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