必要とされる管理者
私は管理者という言葉もあまり使いたくないのです。
部下の存在を想定しているからです。
エグゼクティブという言葉を使いたいと思います。
支配ではなく、責任を意味しているからです。
ボスという言葉は、よき指導者という意味で使うのであればよいでしょう。
つまり、意志決定に際して支えとなってくれる存在という意味ならよいのです。
(P.F.ドラッカー『21世紀のエグゼクティブ』の中で)
ドラッカーが管理者とはどのような存在かについて述べています。
管理者の仕事を組織運営の中間層と捉えると、大変さ、ツラサが先行するのではないでしょうか。
単に、管理を任された人と捉えるのでは仕事に面白みも出てきませんね。
しかし、自分の目指す姿への一過程の期間ととらえると、その仕事のとらえ方も変わってくると思います。
自分の仕事に意義を与えてくれるものは、申し上げるまでもなく、責任です。
経営者、部下そして自分、期待に応えられる管理者はどこにいっても通用します。
市場価値が高い人材ということですね。
振り返ってみて、自分の会社内だけで通用する人材となっていないだろうか。
会社の外にでても通用する人材が社内に増えるほどに、会社の力は強化されます。
雇用情勢が厳しい昨今だからこそ、改めて問うてみる姿勢が
ビジネスパーソンに求められているのだと思います。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。