「二番底」への備え
日経新聞社がまとめた「社長100人アンケート」によると、
『国内景気が本格回復前に再び下降する「二番底」を警戒している経営者が
全体の47.2%を占めていることが分かった』ということです。
円高の進行、政策の先行き不透明さなどを主因としてあげている経営者が多いようです。
「二番底」嫌な言葉です。
朝刊に目を通し、偶然、目の前にあった本に手を伸ばすと、
以下の「十則」に目がとまりました。
有名な株式会社電通の「鬼十則」です。
ご一緒に読み返してみましょう。
1. 仕事は自ら、「創る」べきで、与えられるべきではない。
2. 仕事とは、先手先手と「働き掛け」受け身でやるべきではない。
3. 「大きい仕事」と取り組め。小さい仕事は己を小さくする。
4. 「難しい仕事」をねらえ。それを成し遂げるところに進歩がある。
5. 取り組んだら「放すな」。殺されても放すな。
6. 周囲を「引きずり廻せ」。引きずるのと引きずられるのとでは長い間に天地の開きが出来る。
7. 「計画」をもて。長期の計画を持っておれば、忍耐と工夫と正しい努力と希望が生まれる。
8. 「自信」をもて。自信がないから君の仕事は迫力も粘りも厚味すらない。
9. 頭は常に「全回転」。八方に気を配って、一分のすきがあってはならぬ。サービスとはそのようなものだ。
10. 「摩擦を怖れるな」。摩擦は進歩の母、積極の肥料だ。でないと、君は卑屈未練になる。
「商売心得帖/松下幸之助より」
「百年に一度の経済危機」「デフレ」「円高」「景気二番底」など、
確かに今後の景気の先行きは不透明で、
私たち中小企業を取り巻く経営環境は大変厳しいものとなっています。
しかし厳しいとばかりも言ってられません。
「鬼十則」
まだまだ、打ち手はあるじゃないか。
改めて読み返すと、身が引き締まるような言葉の数々だと思いませんか。
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