従者でなく主人となるために
集中とは、「真に意味あることは何か」「最も重要なことは何か」という観点から
時間と仕事について自ら意志決定する勇気のことである。
この集中こそ、時間や仕事の従者となることなく、それらの主人となるための唯一の方法である。
(P.F.ドラッカー)
12月を「師走」ともいいますが、年の瀬が近づくとともに、
慌ただしい毎日を過ごしている方もいらしゃるのではないでしょうか。
「仕事が忙しい」のは結構なことですが、
一方で忙しさを作り出す仕事の中身についても時々振り返ってみる必要がありそうです。
仕事で成果を出すには、『強みを重要な機会に集中する』こと。
これはビジネス書をお読みの方ならよく知られる言葉ですが、
現実にはなかなか上手くいかないことがある。
集中するには何かを手放さなければならないからです。
ドラッカーはこれを劣後順位の決定の難しさとして次のように述べています。
『劣後順位第一位を決定することは、楽しいことではない。
誰かにとってはそれが優先順位第一号であるに違いないからである。
優先事項を列挙し、そのすべてに少しずつ手をつけることによって
弁解の余地をつくっておくほうがはるかに容易である。』
「忙しい」という言葉が自分の口をついて出てきた時に、自らの戒めとして思い出したい言葉です。
集中とは、「真に意味あることは何か」「最も重要なことは何か」という観点から
時間と仕事について自ら意志決定する勇気のことである。
忙しいというときほど、自分の時間収支が赤字になっていないかを確かめてみる必要がありますね。
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