誰が正しいか
成果をあげる者は、何よりもまず、問題の理解に関心をもつ。
誰が正しく、誰が間違っているかなどは問題でない。
(P.F.ドラッカー)
会社で問題が起こった時に、
「誰が正しく、誰が間違っているか」という議論になる場合がありますが、
この結論から見いだされる明快な解はありません。
むしろ後味の悪さだけが残ってしまうもの。
ドラッカーは、「一つの行動だけが正しく、他の行動はすべて間違っている」
「自分は正しく、彼は間違っている」
という仮定から議論をスタートさせてはならないと述べています。
相手の話しに筋が通ってなくても、間違った結論がミエミエでも、相手がどんな嫌なヤツでも、
正しい意志決定をしようとするならば、代案を検討する手段として、反対意見に耳を傾け、
意見が不一致する原因を突き止めなければならない。
誰にでも思いこみはありますから、
意志決定を誤るというリスクを最小限にするためにも、
問題を様々なアングルから眺め、真の問題を浮き彫りにしてくれる、
異なる意見、視点の違いは重要なヒントを与えてくれますね。
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