慣れてはいけない
脳の機能が低下しているかどうかということよりも、
まわりの世界を新鮮に見ていられるかどうかということのほうを、ずっと気にしたほうがいいでしょう。
(池谷 裕二)
脳科学者 池谷裕二氏の言葉です。
「生きることに慣れてはいけない。」
なぜなら、「慣れた瞬間からまわりの世界はつまらないように見えてしまう。」から
「子供のような視点で世界をみることができれば、
脳は想像以上に潜在能力を発揮する。」のだそうです。
確かに、子供は、私たちが成長の過程でどこかに置いてきてしまった力を
持っていると感じさせる場面に遭遇します。
例えば、英語。
聞いたままに発音しますから、それを聞いていた大人は流暢な英語に驚かされます。
学生時代に“和製”英語を習った頭にとって、慣れから離れるのがいかに難しいこと。
「白紙のまま接するから、世界が輝いて見える」
年をとったからもの忘れするは科学的には間違いなのだそうです。
頭の中に詰め込まれたたくさんの知識の中から1つを選ぶのに難儀するということです。
自分のタンスの中にある“たくさんの知識”には、
とっておく必要のないものも含まれている可能性もあります。
慣れというストッパーをはずしてみることから始めてみましょうか。
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