続行を迫る慣性
組織にとっては、独創性の欠如は問題とならない。
組織にとっての問題は、すでに行っていることの続行を迫る慣性にある。
常に組織は、昨日の仕事に追われ、その挙げ句に不妊となる危険を抱えている。
(P.F.ドラッカー)
組織を構成する人々は、企業の変化適応についてその必要性を認識しています。
しかし、自分が昨日の居心地のよい世界から決別するとなると、途端に話しは変わってしまう。
「すでに行っていることの続行を迫る慣性」
静止状態を保持し続ける訳です。
この事実に如何に向き合うか、経営者のみぞ知る悩ましい課題ですが、
悩んでいるもののやり方を変えない経営者そのものも慣性といえます。
内部から試行錯誤するのも大切ですが、
静止している物体には、時には、外から力を与えてみることも必要ですよ。
この記事へのコメントはありません。