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部下を育成するために

今日は部下育成の在り方について、
あるドラマを題材にしたクイズ番組からビジネスのアイディア、ヒントを引っ張ってきましょう。
特に、このブログをご覧の経営者、管理者の方に参考にしていただけたら幸いです。


徳光さんが司会をするクイズ番組を見ました。
その時の感想、「私の研修を受講した人、見てたかな~。」
研修内容を振り返るいい番組でした。
武田鉄也演じる3年B組金八先生が題材。
テーマは、叱ると怒るの違いについて
あるクイズ番組で、私が管理者研修で取り上げているテーマで、
武田鉄也演じる「3年B組金八先生」。
テーマは、叱ると怒るの違いについて
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まず一つ目のビデオが流れる
金八先生が生徒にお土産を買ってきた。
生徒一人一人にお土産の饅頭を渡すところから始まる。
お土産をもらった生徒は大喜び・・
と思いきや想定外の行動に出る。
なんと、生徒たちは帰りに学校のゴミ箱に先生の買ってきた饅頭を捨てたのである。
翌日、それを知った金八先生はカンカンになって生徒にこういう。
「なぜ、君達は先生のお土産を学校のゴミ箱に捨てた!」
「先生のお土産が気にくわなければ、家に帰ってからゴミ箱に捨てなかった。それが礼儀というものだろう!」と。
続いて2つ目のビデオが流れる
今度は、金八先生といつも仲が悪い自転車に乗ったお巡りさんがすれ違う場面。
その時、金八先生とお回りさんがつまらないことで口論になる。
金八先生「○○○!」
お巡りさん「△△△!」
口げんか合戦がはじまった。
そして、ついに金八先生の極めつきのひと言
「この、バカチンがーっ」
そして場面が変わって、クイズの回答者のアップ。
どちらが「叱る」で、どちらが「怒る」か?というクイズになる。
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皆様は、おわかりでしょうか?
実は、この金八先生のやり取りで、叱ると怒るの違いをすべて説明しているのです。
あなたは、部下を叱ることができていますか?
会社の管理者は、部下を叱ることができているでしょうか?
先の金八先生の例ですが、前者のようなケースだと、
普通は、「このバカチンがー」とやりたくなってしまいます。
しかし、金八先生は、その場面を生徒の教育に使うのです。
怒るとは、自分の高ぶった気持ちを一方的に相手にぶつける「感情的な行為」をいいます。
例えば、上司がミスを犯した部下を怒るとします。
そうすると、部下は「上司に怒られた」という不快感のみが残り萎縮してしまいます。
しかも、その後部下は二度と怒られないようにするために、上司にありのまま報告をしなくなります。
こうなってしまうと、上司は部下に対して正しい指導ができなくなってしまう。という悪循環に入ってしまいます。
このような結果を招く恐れがある行為を、
「怒る」といいます。
怒ることからは生産的なことは何も生まれません。
怒られたという不快感しか残らないので、
相手は「よし次からは怒られないように頑張ろう」という気持ちにならないのです。
次に叱るとは、相手の成長を願って言いにくいことをいう「理性的な行為」をいいます。
理性で相手に接して、相手の問題点を指摘し、あるべき姿を示して叱るのです。つまり、
・相手の事実を指摘して、
・あるべき姿を示して叱る
怒ると対照的ですね。
怒るには教育的配慮はまったくありません。
自分の高ぶった気持ちを一方的に相手にぶつける感情的な行為であることがわかります。
本気で叱れば、部下は育つのです。
さらに言うと、この「叱る」だけではまだ不十分。
これに「ほめる」をあわせて実施できる経営者、管理者は、
部下のハートをがっちりつかんだ、部下育成ができることでしょう。
今日は、娯楽番組からビジネスのヒントを持ってきましたが、目的を明確にする、と何でも生きた教材になりますね。

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コメント

    • ボビー
    • 2006年 4月 04日

    大場先生、第7位おめでとうございます☆
    僕も以前の職場で、上司に感情的に怒られた経験があります。ただの八つ当たりだったのですが、僕よりまわりにいた人のほうが、気分を悪くしていました。感情のコントロール、大切ですね。
    最近あまり耳にしない言葉かもしれませんが、相手に対する「思いやり」を忘れないようにしたいと思います。

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