突然やってきた危機
原因は何かというと、
組織の成立とその後の経営に際して基礎とした前提が、現実に合わなくなったことにある。
組織の行動を規定し、何を行い、何を行わないかを決め、
何を意味ある成果とするかを規定すべき前提が、時代遅れとなったのである。
(P.F.ドラッカー)
突然やってきた危機に直面する組織。
否、突然やってきた危機なのではありません。
その前兆は何年も前からシグナルとして発せられていたのです。
シグナルに気づかなかった人、捉えられなかった人。
気づいていても、組織に作用する「慣性の法則」は誰にもとめられなかったということでしょうか。
ドラッカーは次のように述べています。
「進行性の病は、先延ばしすることによっては治らない、手術でしか治せない」
間違った前提に基づいて、問題を解決しようとしてもよい解決策は見えてきません。
組織再生の鍵は、「自らの前提に問題が生じている」と捉えることから始まる。
そして、誰が大胆なオペを担当するのか、できるのかにかかっています。
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