ロマンが欲しい
価値というのは、まさに、理想に向かって近づいていくその過程にあるわけで、その意味からすれば、
目的は努力したり協力したり働いたりする「価値」の方向付けを示してくれるものである。
(西堀 榮三郎)
組織が成立する3条件には、①共通目的、②コミュニケーション、③協働意欲があります。
共通目的があることで、組織の全員が目指す方向が明らかになり、社内の総力を結集させることができます。
ではどのような共通目的が必要なのでしょう?
西堀氏は、『簡単に手の届かない、ちょっとやそっとで実を結びそうもない
遠大な理想をもって目的を設定したい』、目的には『ロマン』が必要だと述べています。
会社にとっての共通目的とは、ミッションやビジョンが該当します。
そう考えると、会社の経営理念やミッションを考える時に、
書店に行って「経営理念事例集を買ってきて作る」なんてことはナンセンスです。
内面から探さないといけませんね。
メンバーが共鳴する「ロマンある目的」だからこそ、達成過程に価値がある、といえるのでしょう。
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