学習するチーム
あなたの会社では本を読む習慣を持つ人がどれくらいいるでしょうか?
経営者が社員に「本を読め」と号令をかけるだけでは習慣として根付きません。
忙しい経営者と社員両方にメリットがある方法をご紹介しましょう。
重要なことは、けっして使い尽くすことのない資本をつくることだ。
ゲーテ
キッコーマンCEOの茂木友三郎氏は、(キッコーマンのグローバル経営―日本の食文化を世界に)
若手社員を対象に「読書会」を開催しているそうです。
読書会は、毎月1回、時間は45分間実施。
毎年8人、1年間同じメンバーで行い。年ごとにメンバーを入れ替えます。
読書会の進め方は、3つのステップで行われます。
ステップ1.毎月4冊の本を選び、若手社員に読ませる。
本のジャンルは経営に限らず、教育、政治、文化まで幅広い。
できるだけベストセラーを選ぶようにしている。
ステップ2.1冊の本の内容を8分間かけて経営者に説明する。
8分で説明するには、前もって熟読しなければならない。彼らは緊張しながらも真剣そのものであり、
短時間であるが誰もが集中力を失うことがない。
ステップ3.次に3分間でメンバー間でディスカッションする。
つまり、1冊の本につき、11分間の時間をかけるため、4×11=44分。
まとめの時間を入れても60分もあれば、4冊の本のエッセンスをメンバー間で共有することができます。
社員にとって、短時間で経営者に本の内容を上手にプレゼンする訳ですから、
取り組みの真剣度合いが違ってきます。
本を読む集中度と、エッセンスを読み取る術が身につくと思います。
忙しい経営者にとってもこの方法は有効です。
何せ、60分間で4冊の本の内容を知ることができる訳ですから。
また、社員とのディスカッションを通じて、コミュニケーションの機会を持つこともできます。
経営者の考えを社員の目線で伝えることもできますね。
いかがでしょうか?
「学習する組織」の好事例です。
鉄は熱いうちに打て、という言葉がありますが、
若いうちからこのような仕組みが定着した会社は強いでしょうね。
あなたの会社では、“号令をかけるだけ”でなく、会社に習慣が根付く仕組みがあるでしょうか?
2人以上の仲間が集まれば、すぐにでも実践できるという点でも、これはよい方法です。
あなたは、使い尽くすことのない資本を築くための習慣ありますか?
「学習するチーム」もひとつの方法です。
それはいい方法ですよね^^
本を読めの一言だけじゃ誰も読まないですしね。
そうやって共有していくことで、
より本の理解も深まりますね。
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