自らを変えるための最善の方法
毎日が居心地良くなった時こそ、思い出して欲しい言葉があります。
あなたのその後を聞かせてください。
仕事を変え、キャリアを決めるのは自らである
自らの得るべき所を知るのは自らである
組織への貢献において、自らに高い欲求を課すのも自らである
飽きることを自らに許さないよう予防策を講じるのも自らである
挑戦し続けるのも自らである
（Ｐ.Ｆ.ドラッカー）
昨日、起業塾の最終日でした。
10日間にわたる長丁場のセミナーでしたが、最後まで受講された皆さまお疲れ様でした。
職場仲間、友人、そして家族の協力あっての受講だったことと思います。
受講生の中には、経営者、個人事業主、サラリーマン、主婦、アルバイトなど立場はそれぞれです。
それぞれ目的、背景が異なりますから、すべてが最終日まで参加できるとは限りません。
それでも、その多くが途中で断念することなく、
事業構想、そして自らの想いをかたちにした事業計画を作成することができました。
現在、起業塾が各地で開催されています。
起業にあたっての心構え、ビジネスプラン（事業計画）作成、実際の起業に役立つ知識、
といったアウトラインは決まっていますが、各講座の内容は主催者サイドに委ねられますので、
主催者ごとの独自性を出すことのできるセミナーです。
よって集客状況にも差がみられるようです。
今回の講座については、起業に当たっての心構え、ビジネスアイディアの創出方法、
各種届け出資料の作成、会計・税務知識、人事労務知識、
事業戦略、事業計画の作成とバランスのとれた内容だったのではないでしょうか？
最終日はできあがった計画を専門家から個別に点検、指導をうける時間でした。
自らの想いを具体化した中で、不足している情報に気づかれたことと思います。
成熟した事業分野において新たなチャンスを見つけた方、
また、考え得る失敗を実際に行動に起こす前に、紙ベースで気づいた方もいらっしゃいます。
計画は仮説ですから、その通りになるかもしれないし、ならないかもしれない。
しかし計画通りに進んでいるかどうかを知る手立ては計画をつくることによってのみ得られます。
そして、その仮説に力を与えてくれるのが、起業にあたっての想いです。
困難な状況に直面した時、今回、明らかにした自分の想いが力を与えてくれるはずです。
これからすぐに起業のための実行プランが始動する方もいます。
いよいよ本番です。
起業するということは、サラリーマン時代と違って、自由裁量の余地は拡大しますが、
責任の重さはその比ではありません。
自分の行った行動は会社（組織）という緩衝材を得ることなく、ダイレクトに自分に返ってきます。
私の経験からもこれは机上でいくら勉強したところで学べるものではありません。
マニュアルでなく、実戦によって初めて身についていくものといえるでしょう。
そこで、冒頭にご紹介したドラッカーの言葉になります。
起業してからだんだんとこの言葉の重みを実感することができるのではないでしょうか？
また、この言葉は起業家のみならず、サラリーマンについても覚えておいて欲しい言葉です。
そうです、起業家マインド。
自らを変えるのは自らである。
組織の一人一人がこういうマインドのもとに仕事に取り組んだら経営基盤の強い会社になるでしょうね。
現在の自分のポジションに満足できなかったらこの言葉を思い出してください。
もちろん、私もこの言葉をいつも頭の片隅に置いています。
最後に受講された皆さまへ。
起業する場合にしても、会社にとどまってサラリーマンを続けるにしても、
しばらくして今回のセミナーの“その後”を聞かせてもらうことを楽しみにしています。
言いっぱなしにはしませんので、自分の発言した内容については責任をもってフォローします。
相談ホットラインも開設していますので、その際には気軽にお声がけください。
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