活用かそれとも浪費か?
今日は何て仕事が忙しいのだろう、と思ったことはありませんか?
目の前に積まれた仕事の山は、有能であることの証だと信じたいものですが、
もう一方で、あなたが解決すべき課題を知るためのシグナルといえるのかもしれませんよ。
時間の活用と浪費の違いは、成果と業績に直接現れる。
知識労働者が成果をあげるための第一歩は、実際の時間の使い方を記録することである。
(P.F.ドラッカー)
先日、ある会社のマネージャーと話しをしましたが、実に忙しい日々を過ごしています。
会社から、業務のベテランとしての難易度の高いプレイヤーとして、
また、部下の指導、育成を行うマネージャーとして、
この両面を同時に実現することが求められています。
これからはこの両面を発揮できるプレイング・マネージャーとしてますます期待されていくことでしょう。
一方で上司から仕事を依頼されたまま「忙しい、忙しい」といいながら前に進めないマネージャーもいます。
周囲には時間的余裕のある同僚や部下もいるのに、仕事を抱えたまま放置しているのです。
でも、この方は、決して能力がない訳ではありません。
ひとつだけ言えるのは、時間の使い方の順番が間違っているということです。
たったひとつの差かもしれませんが、この違いが業績に反映されているのです。
私たちの周りにある、やらねばならないという類の仕事の大半は、
成果には直結しない仕事であるということが少なくないものです。
ここに振り回されていたら時間はいくらあっても足りません。
世の中には、時間管理や仕事術に関するセミナーやビジネス本がたくさんあります。
新しい方法論が提示されると、ついついそちらの方を向きたくなりますが、
ドラッカーは時間管理に万能薬はないと、これらをバッサリ切り捨てます。
成果をあげるためには、自分の時間が何に費やされているかを知ることが第一歩であると。
業績が低迷している会社の経営者は、今月何に時間を割かれているのかを振り返ってみたら、
来月何をすれば業績がアップするかがに気づきました。
マーケティングやセールスに関する方法論ではありません。
何か真新しいことを今から始めたり、勉強したりする必要もありません。
もう成果の見込めない活動に時間を使わない、そういう類の行事から引き上げるということです。
シンプルかつ強力な業績アップの方法です。
周囲の雑音に振り回されている場合ではありません。
私たちは自分の大切な時間を浪費しようとするすべての対象から身を守る術を持つ必要がある。
そのためには、まず自分の時間の使い方を洗い出してみることが有効です。
あなたは今日一日、自分の“やるべきこと”に時間を活用したでしょうか?
一日一日の積み重ねですしね。
どこに焦点当てていくかで、
まったく違ったものになっちゃいますね。
応援くりっく!ぽちっ
笑顔整体 健康の知恵袋:院長 さん
>どこに焦点当てていくか
私たちの周囲には雑用といった類の業務が存在します。
発生してしまった以上はその業務をクリアしないと成果に直結する業務に着手できないのです。重要性はないが緊急性は高いというもの。諦めずに取り組んでいきたいですね。ありがとうございます。