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何かにふれると鳴りひびく糸

この連休中、お彼岸で墓参りに行かれた方も多いのではないでしょうか?

また、この時期は各地で秋まつりが開催される時期でもありますね。

墓参りの帰りに、懐かしい光景に出会いました。

 

人の心の中には糸がある

何かにふれると、美しく鳴りひびく糸がある

(サトウ・八チロー)

 

私の実家がある街では、秋まつりが行われていました。

秋祭りは、収穫の秋を迎えて御神恩に感謝を捧げるまつり、御輿や山車(写真)が市内を練り歩きます。

私も6~7歳の頃でしょうか、祭りで山車に乗って太鼓を叩いた記憶が蘇りました。

この日のために学校が終わると、音楽に合わせて太鼓の練習をしたものです。

そんな情景を思い出しながら、しばらく見入っていました。

 

こうやって見ると、山車の高さは大人の目線程度ですが、

当時は、子供の目線からすると、かなり高いポイントから見物している人々を見下ろしていたような気がします。

親類や友人と目線が合うと、誇らしげに太鼓を叩いていましたからね。(笑)

 

久々に見る秋祭りも懐かしかったのですが、それ以上に祭りの見物客の少なさが目につきました。

 

踊りを披露し終わった女子学生への拍手、見物客も少ないですから拍手もまばらに鳴りひびきます。

きっと、女性学生の皆さんもこの日のために随分練習してきたのでしょう。

演じる側もたくさんの人たちの前で踊りを披露できた方がいいに決まっています。

 

ちなみにこの道路は商店が集積するメインストリート、いわゆる“銀座ストリート”です。

この街の人口は、私が山車に乗って太鼓を叩いた当時に比べると、

今の方が何万人も多いのですが、残念ながら賑わいは感じられません。

久しぶりに見る “秋まつり”はずいぶん変わってしまったものだと、OBとしては淋しい気持ちになりました。

 

これまで来た人がなぜ祭りにこなくなってしまったのか

この祭りに来なくなった人がどこに行ったか

 

を考えてみる必要がありそうです。

ビジネスにおいては、自らを変えることによって顧客の変化に対応するという原理原則があります。

時代とともに世の中も変わり、人々の価値も変わる。

これまでのやり方で人々が祭りにこなくなったのなら、アプローチの仕方を変えて

祭りに参加する楽しさを伝える必要があります。

 

一方で、どんなに世の中が変わっても、変わらないものがあります。

それは、人々が心の中に持っている糸です。

人の心には、何かにふれると、それにこたえて鳴りひびく糸がある

 

変えてもいいものと、変えてはらならないものがあります。

そこを理解した上で、何をすればいいか?

きっと、これは新しい一歩を踏み出すチャンスかもしれませんね。

 

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コメント

  1. こんなお祭りいいですね^^
    昔とは変わってしまったでしょうが、
    今も続いてることはすばらしいことですね。
    応援くりっく!ぽちっ

  2. こんにちは、LAビジネスウォッチャーズのマッチ棒です。外に出てみると、日本の伝統行事のすばらしさを身にしみて感じます。後世に残していきたいですね。

  3. こんばんは!
    懐かしさを感じる物事に触れるからこそ、懐かしさを感じる。触れないから感じない。ということを考えました。
    まず触れさせるということが必要なのかなと思います。

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