夜にならないと気がつかない
夜にならないと気づかないお店があります。
気づいていましたか? こういうお店が以外と多いのです。
といっても、夜間営業しているお店ではありません。
小売店、それも最寄品だから、明らかに昼営業しているお店。
例えば、近所にケーキ屋がある。
その店の前を車で何度も行き来している。
それなのに、最近、その店が近所にあることに気づいた。
夜間専門のケーキ屋ならおもしろいかも。
でも、そういう店ではない。
まるで、「隠れ身の術」を使われたような感じです。
何で気づいたのか?
夜になると、ネオンというか照明がつきますよね。
あれで、その店の存在に気づいたのです。
この店主は、昼間、外から自分のお店を見たことがあるのでしょうか?
私は、外出するとまわりをよく観察しています。
車に乗っていても、脇見運転にならない程度に観察します。
観察するくせをつけたからです。
家族にも、「よくそこまで見てるね」と言われるぐらいです。
でも、そんな私でも、目に付かないお店があります。
道路沿いにあるにもかかわらず目立たない店。
これは、販売促進方法を考える以前の話しです。
不景気で売れないとか、
ライバルとの競争が激しいというより、
売る気がないんじゃないかと思うのです。
それから、これも道路沿いにあるにもかかわらず、車で入りにくい店。
一度、その店に入るのに、車の底をこすったことがある。
もうその店には、二度と行かなくなりました。
この店主は、車道から自分の店に入ったことがあるのでしょうか?
また、ダイレクトメールを出す場合もそう。
顧客になったつもりで、その封筒を開けるところから、実際にやってみる。
そうすると、いろいろなことに気づくのです。
顧客視点でやってみるのです。
ある方は、DMを出す前に、自分の店の電話番号が書かれていないことに気づいた方もいます。
何万通も出すのに、問い合わせの電話番号が書いてなかったら、どうします?
本当に欲しいなら電話番号ぐらい調べるだろう。
この時点で顧客視点でなくなっています。
それから、電話番号だけで、地図がついていない場合、
はじめてのお客さんにとって不親切です。
でも、そのお店の理念が「顧客満足」だったりします。
●一度、顧客が自分の店にどのようなプロセスでたどり着くかその順番を追ってみよう
売れるチャンスが何度も目の前を通り過ぎているのに、気づかないことがあるかもしれません。
チャンスロスに気づく場合もあります。
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