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800人が集うフォーラムに参加

今日の午前中は、いつも通り仮面ライダーを子供と一緒に見て、それから原稿書きをしてから、
午後からは800人が集うフォーラムに参加してきました。


「外交フォーラムイン仙台」~麻生外務大臣と語る120分。「日本外交の4本柱」。

外交問題は、新聞、報道等で得られる情報に目を通している程度ですが、
国民として少なからず関心を持っています。
今日は、他県からも参加している方もいたということだったので、
定員を超える申込みがあったと推測されますが、参加者枠800人に入り、現職大臣の生の声を聞いてきました。

以下は私の走り書きノートからの抜粋です。
フォーラムの前半は、日本外交を支える4つの柱について。

1.日米同盟
基本的価値、利益の共有。安全保障のパートナー。二大経済大国。
2.国際協調
「待つ」から「作る」平和へ。戦略的ODA。国連安保理。
3.近隣友好
民主主義の友邦と関係強化。中国に積極的関わり。アジアの平和追求。
4.新機軸
「自由と繁栄の弧をつくる」 
我が国の外交ビジョンであり、フォーラムでも中核を為すテーマです。
ユーラシア思考、視野の拡大。普遍的価値追求。新しい日本人の自画像について。

日本外交の新機軸を詳しく知りたい方は、外務省のホームページからもあらましを見ることができます。
麻生外務大臣の最近の著書にもまとめられているとのことです。

自由と繁栄の弧

麻生太郎(著)
出版社: 幻冬舎 (2007/06)

最近、安部内閣は支持率が低下していますが、麻生大臣の注目度は逆に高まっているようです。
雑誌などでも特集が組まれています。

GOETHE (ゲーテ) 2007年 07月号

出版社: 幻冬舎; 月刊版 (2007/5/24)

ダカーポ 2007年 6/20号

出版社: マガジンハウス; 月2回刊版 (2007/6/6)

後半では、参加者の質問に大臣が答えるという形式で進められました。
最近の論調では、安部内閣の支持率低下に絡めて、夏の参議院選に話題が移りつつあります。
雑誌などでも、「次期首相にいちばん近い男」などという言葉も踊ります。
当然ながら本人にもその気がないはずはありません。
実は、本日もそのような質問が出ていましたが、ご本人はやんわりとかわしていました。
このような質問の回答は、私にも容易に想像ができます。

今日の質問者の大多数の方は押さえていましたが、
こういった場での質問にはマナーのようなものが存在します。
それは、自分の聞きたいことを聞くだけでなく、参加者の役に立つ質問をするということ。
質問のコーナーが1時間前後となっていて全員が質問できる訳ではありませんからね。

もう少し突っ込んで聞きたい話しもありましたが、あっという間の2時間でした。
その位、大臣の話しに引き込まれました。
恐らく外交問題に関心のない方もビフォー・アフターが変わってしまったかもしれません。
これで無料ですから(私たちの税金が使われていますが)、セミナーなれしている若者にももっと聞いてもらったらどうですかね。

いつの選挙でも無党派層の動向に一喜一憂していますが、
一般市民が参加する機会と呼びかけは続けていくべきだと思います。
でも、職業病ですかね。外交の話しを聞きにいって、私は大臣のコミュニケーションにばかり目がいっていました。
そりゃ政治家ですから、話しが上手いというのは当然といえば当然になりますが、
生活者の視点に落とし込む技術はさすがでした。

日本の外交については、弱腰外交などとも揶揄されますが、
フォーラムに参加して、新機軸の外交ビジョンに対する期待が従前にも増して高まりました。
大臣の話しは、いまの外交問題をとてもわかりやすく国民に伝えてくれました。
自由と繁栄の弧に期待します。
今後は、新機軸にそって、その通りに行われているかどうかを国民として見守っていきたいと思います。

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コメント

  1. 生活者の視点に落とし込むのはさすがだったんですね。
    そういうことができる人は強いですよね。
    逆に反感をかう人もいますしねぇ^^;
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  2. こんばんは!
    質問のマナーというのは考えたことがありませんでしたが、拝見してなるほどと思いました。
    「なんでそんな質問を・・・」と感じることがありますが、参加者の聞く気を損なわないように考えないといけないのですね。

  3.  阿部首相は目の前のことには過剰とも思えるまじめさで望むのですが こういうビジョンには不足しているように感じます
    美しい国なんていってないで・・・理想ある国にって言うことでしょうか
    麻生さん 見直しています。
    繁栄の弧という考え方もアメリカ一辺倒との対立軸上で輝きを増しますね。

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