仙台のコンサルマチスケ

今日の昼ごはんです。
この店に通い始めて15年以上になります。
昼時になるとトレーを持ったお客さんで店内は混雑しています。

この店にいくとユニークなおいしそうなパンがたくさんあるので、どれを買おうか迷ってしまいます。
今日はこのぐらい買ってしまいました。
ちなみに、この写真は私の一人分の食事ではありません。（笑）

このパン屋さん店頭にこのようなカードが並べてあります。
『私たちは街のパン屋さん』
名刺大のサイズに二つ折りしています。

カードを開いてみると、このパン屋さんの商いへの想いが綴ってあります。
『私たちは決して特別（スペシャル）なパン屋ではなく、みなさんの身近にいる素朴なパン屋でありたい』
カードの裏にはこのお店への連絡先が書いてあります。
ホームページアドレスも入っているので、気に入った人はサイトをのぞいて見るかもしれません。

このカード、名刺サイズというところがポイントですね。
財布やパスケースにしまっておけるサイズです。
はじめてこの店のパンを食べておいしいと思ったＡさんがいるとしましょう。

Ａさん「ねえねえ、こないだ偶然おいしいパン屋さんを見つけたの」
友人「え、どこにあるの？」
Ａさん「○○銀行のななめ向かい、隣にガソリンスタンドがあるわ」
Ａさんの友人「わかった、今度、私もいってみよ～っと」

例えば、こんな会話が２人の間でなされたとします。（笑）
この場合、Ａさんの友人はこの店にいくことはないでしょう。
それはなぜか？
ホットだったこの感覚もしばらくすると忘れてしまうんですね。
記憶から消去されます。

こんな時、この店の想いが綴ってあるカードがあると、友人に手渡ししてあげることができます。
友人はこのカードがあれば、この店にアクセスすることができます。
クチコミって、商品がよい、おいしい、サービスがよいだけではうまく伝わりません。
うまく伝達してくれる触媒が必要になるのです。

そして、カードの言葉。
『そして「おいしい」の近くに「幸せ」があると信じたい・・・。
それから先の想いはきっとパンが伝えてくれるはずです。
どうぞ楽しんで召し上がってください』

これから、ちょっと遅めの昼ごはんです。
いれたての紅茶でも飲みながら食してみることにします。
想いを味わってみることにしましょう。