ものづくりは決断の塊
プロフェッショナルという番組があります。
番組を見て、メモした点など、ビジネスに参考になる点をいくつか紹介しましょう。
ゲストは庭師の北山安夫氏。
庭師とは、庭を造る人のこと。庭石、樹木や池、水路から芝などを含めて、庭を一つの造形空間として設計し、製作する人、またその樹木などの植物の生育を管理し、定期的に剪定したりする管理の仕事もする専門家である。園丁(えんてい)あるいは造園家(ぞうえんか)、作庭家とも呼ぶ。
■主張しない、が理想
今回のテーマは、『己を出さず、自分を出す』でした。
北山氏の庭造りのこだわりが、冒頭のコメントに出ていました。
ぎりぎりまで無駄をそぎ落としたシンプルな庭。
「なんでもないっていうことがすばらしい。盛りだくさんではいけない。
なぜか知らないけども、振り返ってみたいと思わす。
感じてるようだけど感じていない。感じていないようなんだけれど感じているっていう。
それをいかにして実践するか」
主張しない庭が理想であり、そんな庭が人の心を動かすということです。
その背景には、己を捨てることで、活かされるという考え方があります。
できるけれど、あえてやらないということでしょう。
それによって内側から滲み出てくるものが存在感を生み出すのでしょう。
■まあいいかでは感動は生まれない
揺らぐことのない信念。方向性を変えない、これがものづくりのベースということでした。
「まあいいかでは感動なんて絶対相手に与えない」
この業界では通常独り立ちするには10年はかかるとのこと。
それを4年で独立した北山氏は下請けの仕事はせずに、自分の腕で仕事をとるという自信があったそうです。
ところが現実は甘いものではない。1年で2件しか仕事をとれないことも。
腕があって、値段が安くて、他の職人より頑張れるのに仕事がとれない。・・なぜ?
その当時の苦労が、「中途半端では感動は生まれない」というビジネスマインドにつながっているようです。
それから、庭作りをする際にはじめに直面することが、木を切るか、残すかということ。
ここに躊躇すると、感動は生まれない。
ものづくりは決断の塊だと言います。
そのためには、樹齢100年の木を切ることも例外ではありません。
仮にリスクが想定されるとしても、行動によって得られるものがそれを上回れば、
大胆に行動することが大切さだということでしょうね。
最終決断を躊躇なく下す、これはトップマネジメントの大切な仕事のひとつです。
そして、番組恒例の『プロフェッショナルとは何か?』
「逃げられない人。要はアマチュアというのは辞められる、いつでも辞められるんですね。
プロは辞められないですよ。引き受けたというたら最後までやり通さなければならない。
自分の意思では絶対におけない人なんです。」
最後までやりぬく。そのためにやりぬく意思を決定づける決断をしなければなりません。
ものづくりは決断の塊。
決断をするには自分の周囲から情報を集めなければならない。
そして決断をした後は徹底的にしがみつく。トライアンドエラーを繰り返す。
辛抱も将来の糧につながると信じて取り組む姿勢が周囲の人にも感動を生むのでしょうね。
プロフェッショナルとは、
ってそれぞれ人によって定義がありそうですよね。
だからこそ、その程度がそれぞれ
違ってくるんでしょうしね^^;
本当のプロ意識をもって望む、
決断していくことは大きく違うことですよね。
応援クリック!ぽちっ
私も見ました。
見たのですが ・・・ あのシンプルさがなんなのか
正直なところ分かりませんでした。(無念)
ただ 「まあいいかでは感動なんて絶対に与えられない」
この言葉には納得でした。
大場さん、こんばんは。
うーん、私は小心者なので「樹齢100年の木を切る」のは不可能ですね(汗)。
それと自分にとってブログはプロなのかアマなのか、
一瞬考えてしまいました。
・・・そもそも、ブログでお金もらってないのに(爆)。
コメント頂いた本のタイトルの件。
確かに土井英司氏も「ソニーさんなんで、あんな売り方に
なっちゃったけど・・・」と言われてました。
私もタイトルだけ見て、あの中身は想像できませんでしたし。
大場さん、こんばんは!
自分を振り返るとプロとは程遠いような気がします。まぁいいかということも少なからずあります・・・。