たくさんのポケットがある子供
ショッピングセンターを歩いていたら面白い販促ツールがあったので・・思わずパチリと。
誰に買って欲しいのか、顧客ターゲットがはっきりしていますね。
よくできた販促ツールです。
子供用の学習机の本棚の上に、ちょこんと熨斗(のし)を筒状にした販促ツールが乗っかっていました。
この写真、実は昨年の暮れに取った写真なのですが、
すでに入学祝いに向けた販売促進活動が始まっているのです。
少子化で子供の数が少なくなりますから、少ないパイをいかに早く自社に取り込むかお店も必死です。
子供の学習机だから、ターゲットは親と思いきや、
おじいちゃんとおばあちゃんがターゲットなのですね。
おじいちゃん、おばあちゃんが孫のためにプレゼントをする。
というのは、いつの時代でも同じなのでしょう。
孫は子供より可愛いという声も聞こえてきます。
「6ポケット」とという言葉があります。
子供一人に対して、両親、それぞれの祖父母、合計6人のポケット(財布)があるというもの。
その中で一番大きいポケットがおじいちゃん、おばあちゃんということでしょうか。
売上高=客数×客単価
少子化で子供の数は減っていくわけですから、
学習机を販売する小売店は、客単価をアップしていかなければ売上アップは望めません。
「お兄さんのおさがりで我慢しなさい」なんて、
財布のひもが堅くなってしまえば、さらに売上は落ち込んでしまいます。
そこで、ターゲットとなるのが、団塊の世代。
孫にプレゼントを買う余力がある団塊の世代が祖父母になると、
その財布めがけて小売店などの商戦もこれから益々ヒートアップしていくのでしょう。
でも、過剰すぎるプレゼントは、子供の教育上よくありませんね。
私の知り合いの家庭では、おじいちゃん、おばあちゃんのプレゼントが過剰で、子供におもちゃを与えすぎた結果、おもちゃ専用の部屋が出来てしまったというのです。
孫かわいさに買ってくれたおもちゃが、子供の教育上よくないというのでは笑うに笑えない話です。
何でも、ほどほどがいいということでしょうか。
面白い販促ツールですね!
ちょっとした工夫でしょうけど、これは効果が高そうですね。
私なら、おじいちゃん、おばあちゃんを連れて行って、
「ほら、ちゃんと熨斗ついてるよ」
と買わせているかもしれません^^;
これは、思いつきそうで思いつかないツールですね。素晴らしい!
はじめてコメントさせて頂きます。
マーケティングの勉強になりました。
不特定多数ではなくて、誰をターゲットにするかは
大切ですね。
また、遊びに来ます。
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今ってかなり色々なものを子供達に与える事が出来る世の中ですよね。でも、それと同時に感謝の気持ちとかもったいない、大事にするっていう気持ちを失わせないように両立していかないと!愛する子供たちの為、今現在だけではなく、何年後かの将来の為も考えていきたいですね。
以前イギリス在住の友人が(日本人)「ここの(イギリス)人は物を大事にしてあまり新しいものを買わないのよ。だから物が流通しないのよ」とご主人(イギリス人)に言っていました。売る側からしたら商売しにくいお国柄なのでしょうか?でも親の目線で見るととても素敵なお国柄。その点日本って売りやすい国なのかな?