必要な情報を手に入れる方法
自分が求めている情報を手にできる人とできない人がいます。
その境界線は、ほんのちょっとしたことを知っているかどうかの違いです。
先日、ある会社で経営陣とディスカッションをしていた時の話しです。
あまりいい例え話ではないので、この幹部社員をAさんとしておきましょう。
Aさんの会社で会社の改善のためのアドバイスしていました。
このAさん、くちぐせなのか、私が話すことに対して、
「それなら知ってる」、「あ、それは○○ですよね」
というようなリアクションをとります。正直こちらはすごく話しずらい。
できていればわざわざ話す必要はないのですが、実際にはできていません。
たぶん、Aさんのくちぐせなんでしょうね。
でもこのくちぐせ、いま直しておかないと、今後もAさんは損をし続けることになります。
私たちの周りには情報があふれています。
まさに、情報化社会ならぬ、情報渦社会です。
情報が渦を巻いています。
インターネットを使うと瞬時に自分の手元に必要な情報がダウンロードできる。
でも、本当に欲しい情報はインターネットでは手にすることはできません。
重要な情報というものは、人と人とのフェイスツーフェイスでしか手に入らないのです。
本当に欲しい情報を手に入れるためには、
先ず、自分の前にいる「相手の話を知らないという立場に立つ」ことが極めて重要です。
相手のことや、相手の話をわからないからこそ、
もっと話を聞きたい、もっと知りたいという好奇心が生まれます。
自分が欲しい情報を手に入れる場合、有効なビジネスツールのひとつに「質問」がある。
質問のスキルがあると、自分がいま求めている情報がどんどん手元に引き寄せられます。
でもこれにはちょっとしたコツがあります。
質問には、よい質問とそうでない質問がある。
よい質問をしなければ、自分が求めている情報を手にすることはできません。
何でもかんでも質問すればいいということではない。
それでは、よい質問をどのようにすればいいか?
相手の話を知らないという立場に立つのです。
相手の話を聞いていて、ふつふつと自分の心に浮かんでくる言葉を口にしてみるのです。
自分の心に浮かんでくる素直な疑問を相手に問いかけてみましょう。
これが、よい質問です。
子供は自分の知らないことは大人に問いかけます。
子供は好奇心の固まりです。
だから、どんどんスポンジで水を吸い取るがごとく知識を吸収することができます。
そんなイメージで目の前の人に素朴な疑問を問いかけてみるのです。
あなたが知っているか、知らないかはこの場合特に重要ではありません。
あなたは求めている情報を手にすればいいのです。
必要な情報を手に入れる方法をズバリいいましょう。それは、
質問ならぬ、よい質問をすることです。
こんにちは。
お客さんに、営業に行くときには、客の話をかなり集中して聞きます。
見知らぬ「客のニーズ」をききだそうとするからです。
一方、そういう態度がなければ、情報は耳にはいってこないですね。
私みたいに知識さがしで本を読みすぎると、「それ知っている」という情報が増えてきて、初心にもどれなくなります。
注意せねば(汗)
大場さん、こんばんは。
確かに私も本の読みすぎで「頭デッカチ」になってる部分があります。
気をつけないと。
ただ、「知っていること」と「できる」「やってる」ことはまた別ですし、一応それはわかっております(汗)。
こんばんわ。
「知らないという立場でたつ。」、明日、初対面のある経営者の方と会いますが、早速イメージして使ってみたいと思います。自然な質問が、相手の本心からの答えを引き出すかもしれませんね。
松下幸之助さんの世界ですね。
松下さんの部下だった江口さんが書かれていますが 松下さんには情報が集まってきたそうです。
同じ事をついさっき聞いても 別の人が伝えに来てくれると 初めてのように身を乗り出して聞くというのです。
相槌を打たれ 質問され ありがとうといわれたら 又何かあったら話しに行きたくなっちゃいます。
同じ情報でも 話す人によって違う いろんな人から聞くことで使える情報になるのだとか・・・
思いやりや感謝の気持ちがいっぱいつまった態度は見習うべきものがありますね。
大場さん、こんばんは!
納得しました。聞くことばかりに気を取られて、よい質問かどうかはほとんど考えていませんので気をつけます。
受け答えの一言で損をすることってあると思います。以前、質問されて答えると「ですよねー」と言う部下がいまして、「分かってるの?」と繰り返し言っていました。
知らない状態で話を聞くと、
知りたいという意欲がわいてきますしねぇ^^
もしその場でわからなかったとしても、
あとで自分で調べようともしますしね。ぽちっ