メモひとつにも泣き笑いがある
あなたはメモをとる習慣があるでしょうか?
このひとつの習慣がないばかりに利益を失った会社もあるほどです。
経営相談をしていると、メモをとらない相談者がいらっしゃる。
若い方ばかりでなく、年配者の中にも見受けます。
こういった方は早い内にメモをとる習慣を身につけておかないと、
将来、本来得られるはずの利益を失ってしまうかもしれません。
メモは「自分のため」にとることもあるし、「自分と相手のため」にとることもあります。
前に、ブログでアイディアを生み出す秘訣 を書きましたが、これは前者のケースで特に重要。
では、後者に必要なケースとは?
・ 上司から指示を受ける時
・ 顧客から業務の依頼を受ける時
あなたはメモをとっているでしょうか?
例えば、上司から指示を受けるケース。
「言った、言わない」、「聞いた、聞いてない」という話しになる場合がある。
こうなってしまう理由に、上司が言い忘れていた場合と、部下が聞き漏らしていた場合の2通りがあります。
上司が言い忘れている場合は上司が悪いのは当然ですが、
部下が聞き漏らしている場合は部下が悪いかというとそうではありません。
上司が悪いのです。
つまり、聞き漏らしていることを把握できなかった上司の責任になる。
メモをとっているかをチェックする。
理解できたかどうか復唱して確かめる。
上司としてこの2つが欠けていたということになります。
それでは、上司として復唱して確かめたいことは何か?
当事者として、どんなことをヌケ・モレなくメモすればいいのか?
基本は、「5W1H」です。
WHAT・・何を
WHEN・・いつ
WHERE・・どこで
WHO・・誰が
WHY・・なぜ
HOW・・どうやる
これは基本ですから、ご存じの方も多いことでしょう。
もうひとつ押さえておきたいことがあります。それは、
「期待成果」
「あなたに期待している(期待されている)ものは何か」です。
5W2Hは知っていても、これを落としている場合があります。
A社では、「期待成果」を知らないばかりに、そして「メモをとる」習慣がないことによって、
本来数百万円の黒字であるはずの案件が、数百万円の赤字を出してしまいました。
もっともこれは1人の担当者の話しであり、他の社員も同様の仕事を慢性的に行っていたので、
気が遠くなるほどのロスを社内で生み出していたことになります。
A社では、敵は外に(ライバル会社)にいたのではなく、社内にあったのです。
利益を生み出すには、マーケティングの知識だけでなく、マネジメントの知識も駆使しなければなりません。
バランスが大切です。
たかがメモひとつとは言っていられません。
メモひとつにも泣き笑いがあるのです。
大場先生、こんばんは。
最近、いろいろな場所へ勉強しに行っているのですが
何人かの優れているなあと思う方々(特に指導者側)は
メモを取るのが、とても好きですね。
面白いのは、人の名前を記憶するにしても
特徴だけでなく、人と人の繋がりをメモしているようです。
あと、メモはボールペンが良いみたいですね。
メモ大事ですね。
なかなか癖にならないと難しいところあるでしょうが、
何事もはじめるときが大事ですよね^^ぽちっ
アルバイトをしていた学生時代、よくメモをとったものです。
ふり返れば何度そのメモに助けられた事か・・・
お陰で人より早く仕事を覚えたものです。
社会人になり、その職場では次第にメモをとらなくなりました。
「言った、言わない」、「聞いた、聞いてない」が日常茶飯事になっていたあの頃、メモなんか!と、思ったものです。
そして現在。毎日うかぶ自分なりのアイデアは、『メモ』無しでは語れません。
そうしなければ、その記憶は薄れ、やがて忘れてしまうから。
本当にメモは大事ですね。それは自分の宝ですから。
こんにちは、初コメントです(^_^)
記事が目にとまったのでコメントさせていただきました。
なるほど、部下が聞き漏らしているのは、上司の責任ですか。
私も、ひとつのグループをまとめる役をやったことがあるのですが、重要な件でもメモをとらない人が多いと感じました。
そういう人に限って、予定を忘れて平気でいるから困っていたんです。
そうですね、これからは、彼らがメモを取っているかをしっかり把握しようと思います。
上手なメモ、大切ですね。
私も見返した時、何だか分からないものが多かったです・・・
大場さん、こんばんは。
そう言えば、先日ご一緒させて頂いた時も、しっかりメモ取られてましたよね(笑)。
さすが有限実行!
大場さん、こんばんは!
言った、言わないというのはよくありますよね。大抵は上司の一方的な押しだけで部下が不満を感じることが多いです。私はメモを持ち歩いてはいますが、メモの量はそれほど増えていないので見直す点がありそうです。
こんにちは。
私は必ずメモをとっています。
忘れやすいもので。。。
こんばんわ。
メモがあると、後からでもその時の会話がよみがえるときがありますからね。
「期待成果」も、「敵は社内」も、実感します。企業が人財として人を扱わなくなっていること、関係を感じます。
なるほど、期待成果という視点で物事を捉えると、メモの内容も変わってきそうですね。