身体にきく本
自分のからだに貞(き)いてみよう。
今日は正月に読んだ本の中から1冊おすすめ本を紹介しましょう。
野口 三千三氏の「野口体操からだに貞(き)く」を読みました。
「自分自身のからだの動きを手がかりにして、人間とは何かを探検する営みを体操という。
からだの動きの本質は中身の変化である、
中身の変化の実感によって生きることのすべてのものやコトを繰り返し新しく捉え直す営みを体操という。」
このように著者の考える体操と私たちがその言葉からイメージする体操は異なります。
野口体操の具体例も出ていましたので、早速取り組んでみようと思いましたが、
それよりも生き方、身体観について、忘れていたこと、新たに発見した部分がありました。
例えば、私がメモしたキーワードの一部をみると、
からだに貞く(問・聴)ということ。
信じて、任せて、待つということ。
問いかけについて。
過緊張が現代人をゆがませること。
すべての存在は重さということ。
伝える能力が力ということ
中途半端ということ。
力を強くするということ。
気持がいいということ。・・
ネタバレにならない程度に、この辺で止めておきましょう。
それから「頑張れ」という言葉について。
「頑張ればできるの裏返しは、頑張らなければできないということになる。
頑張ってやるということは、自然の原理のままに従えばできないことを
無理矢理にデッチアゲて、ゴリオシするということでもある。」
頑張れという言葉は人を鼓舞する上では有効だと思いますが、
それが本人に精神的な重荷になってしまう場合は注意が必要です。
適度なストレッチは必要ですが、行き過ぎてしまえばストレスを生みます。
限界=現実に目を向けることを抜きにして、軽はずみに使えない言葉です。
「からだは計りしれない埋蔵量をもった宝庫である」
「自分のからだの中に何万年の生命のつながりを感じた時、それがかみなのである」
たった一つしかない自分の身体を大切にしたい、改めてそう感じさせてくれる1冊です。
教育現場に携わる方、アドバイスを生業とする方にもお勧めです。
野口 三千三 (著)
出版社: 春秋社 (2002/11)
なるほどですね。
ほどほどに頑張らないといけませんね!
がんばるという言葉は強い意味を持つからこそ
使い方を間違ってはいけませんね。
体と心のことを考えるうえで
野口さんのいってあることはとても勉強になります。
大場さん、こんばんは。
さすがコンサルタントさんの選ばれる本は一味違いますね!
以前、付き合っていた彼女に「頑張っている人に”頑張って”
って言っちゃいけないんだよ」と諭されたことがあります(汗)。
安易に使うべきではないんですよね。
大場さん、こんばんは!
「頑張る」という言葉に頼りすぎだなと思うことが多々あります。使われすぎて軽く使われているなと思うことも。
安易に言うのではなくて、時機を見る必要がありますね。
マチスケさん、あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
「がんばる」って人によって受け方が様々ですよね。
漠然としすぎていて、使い方が難しい日本語の一つだと思いました。
面白そうな本ですね。早速購入しよう~。
こんばんは。
この野口体操とは、野口晴哉の整体とは違うものでしょうか?
体を通して、自分と対話するというのは、すごく良くわかります。
トップアスリートだともっと密度が濃いのでしょうね。
こんばんは。
人間の本質にせまる内容の本ですね。
たった一つしかない自分の身体、ほんと大切にしたいものです。
記事を読んで、あらためて感じました。
大場さん、こんばんは!
餅つきは、私は全然やったこと無いんですよ(笑)。
体が細いせいか、危なくて(周りが(笑)?)やらせてもらえないのかも(汗)。