仙台のコンサルマチスケ

燃えよ剣を観た

劇場に到着すると、すぐに上映時間だったため、食事をとらずに入った
空腹状態で観たため、より劇中への没入感が高まった

この映画は、これまで、大河ドラマや映画で繰り返し作られてきた、
新撰組の始まりから隆盛そして没落までを土方歳三の目線で描いた作品
史実はひとつ、でもどのアングルから描くかによって物語は何百、何千、何万通りもの物語になる

岡田准一演じる土方歳三を取り巻く人間模様にも興味が持てたし、
刀と刀がぶつかり合う金属音や刀で切り捨てた時の着衣を切り裂く音や殺陣はリアルなものだった
そして主演を務める岡田准一を映画で観るのは初めてだったが存在感があった

劇中で印象に残ったシーンがある
沖田が「新選組はこの先どうなるのでしょう」と土方に尋ねる
そして、土方がこたえる
『どうなるとは漢の思案ではない。漢とはどうするということ以外に思案はない』

どうなるでなく、どうするか

この言葉こそが、映画のクライマックスに繋がる土方歳三の生き様そのものを映す言葉であり、
観るものの心に強く訴えてくる言葉だ

燃えよ剣は、私たちの心も熱く燃やしてくれる良作だと思う
ぜひ、スクリーンの大画面で観ることをおすすめする

ストーリー
新選組副長・土方歳三の生涯を描き、過去に映画化、ドラマ化もされてきた司馬遼太郎の歴史小説を、『関ヶ原』の原田眞人監督＆岡田准一主演の再タッグで新たに映画化。江戸時代末期。黒船の来航により、外国から日本を守るため幕府の権力を回復させようとする佐幕派と、天皇を中心にした新政権を目指す討幕派の対立が深まりつつあった。武州多摩の農家に生まれた土方歳三（岡田准一）は「武士になりたい」という思いで、近藤勇（鈴木亮平）、沖田総司（山田涼介）ら同志とともに京都へ向かう。芹沢鴨（伊藤英明）を局長に、徳川幕府の後ろ盾で新選組を結成し、土方は「鬼の副長」と恐れられながら、討幕派の制圧のため京都の町で活躍を見せる……。

監督　原田眞人
原作　司馬遼太郎
脚本　原田眞人

キャスト
土方歳三　岡田准一
お雪　柴咲コウ
近藤勇　鈴木亮平
沖田総司　山田涼介
松平容保　尾上右近
一橋慶喜　山田裕貴