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街中華の思い出

仕事が一区切りついたのでランチを食べに向かった

目当ての店とは違ったが、
ずっと気になっていた店が目に入ったので、今日は味よしさんに決めた

味よしといってもチェーン店のほうではなく、
街の小さな中華そばやである

この店は、今回はじめて入る店で、
店前を車で通行したときに
休みだったり、営業していたりして、
これまで来店することはなかった

 

今日は、徒歩だったこともあり、
店の近くから換気扇がまわる音がして、
正面にまわると、のれんもでている
おおこれはしめたと思い、ドアをあけて入ってみた

 

中に入るとカウンターだけの店舗で、
お年寄りのご夫婦二人で切り盛りをしている

 

カウンターには先客が二人いるだけでひっそりしている
まどから差し込む陽光がまばゆい入り口付近に座り、
壁に貼ってあるメニューのなかから、
街中華では、ほぼはずれのない
半チャンラーメン(中華そば)をオーダーした
のれんが昔ながらの中華なので、それ以外の選択肢はない

 

水を飲んでしばらくすると、先ず、チャーハンが登場し、
おやじさんの「南蛮と一緒に食べるとおいしいよ」
の声とともに南蛮(ニラと唐辛子)とたくあんが出てきた

 

チャーハンをながめながらラーメンがくるのをまっていると
ほどなくしてカウンター越しからラーメンも登場

 

味は、魚介系のだしの効いた薄味のきらきらしたスープに
柔らかめの細麺とチャーシュー1枚、焼き海苔1枚
シナチクと細かく刻んだねぎが浮かぶシンプルな構成

これこれ、これだよ、中華そば
チャーハンの味もうまみとこくがあってよい、

ラーメンの味は昭和を思い出させてくれるやさしい味だった

 

この手の街中華は出会った時に入っておかないと
あとで後悔することがある

 

その昔、サラリーマン時代によく行っていた中華の「H店」という店があった
ここは何を食べてもうまくて、多い時は週の半分以上通っていた
仕事おわりの夜、ビールとともに味わう、餃子や焼きそば、ラーメンはうまかった

 

しかし、私の独立とともに、場所が遠くなったこともあり、この店に通うこともなくなった
何年かして、この店の味が忘れられずに店にいくと、閉店していた

 

昼どきには、サラリーマンやOLでテーブルが満席となり、
知る人ぞ知るの人気店だったが、
年配の夫婦で切り盛りしている店だったので、
どちらかが入院したりするとオペレーションが回らず閉店してしまったのかもしれない

 

もう一度、あの店のラーメンが食べたかったと、とても残念な思いだった

 

そういったこともあるので、
街中華は、出会ったその時を大切にしている

中華そばの暖簾のある、時代を感じさせる店は
なるべく来店して、昭和の風情とともにその店の歴史を味わうことにしている

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