仙台のコンサルマチスケ

意志決定においては、何が正しいかということからスタートしなければならない。

やがては妥協が必要になるが、だからこそ、

何が受け入れられやすいかという観点からスタートしてはならない。

何を満たすべきかを知らないと、正しい妥協と間違った妥協を見分けられず、

結果として間違った妥協をしてしまう。

（P.F.ドラッカー『経営論～意志決定の秘訣』の中で）

何が正しいかでなく、何が受け入れられやすいかで

決定される場面に出会うことがしばしばあります。

社内の力学に屈することなく、“歯を食いしばる場面”を先送りしてしまったら・・

その問題解決の先にあるものは・・

否、それは正しい問題解決というようなものではなく、

対処という名の“問題にフタをしてしまった状態”なのかもしれません。

そこには、“イマジネーションの欠如”という大きな問題が存在していることになります。

私たちは、意志決定の前に“ある儀式”を行う必要があります。

一呼吸置いて、我が身に問いかける時間を持つのです。

今、ここにある問題が増幅してしまうことのないようにしていただきたいと思います。