「教」があっても「育」がない
「理屈」がわかっても、「直感」がない。
「欲」があっても、「望」がわかない。
「組織」があっても、「運営」がうまくいかない。
知っちゃいるけど、行わない。
(西堀 栄三郎)
西堀栄三郎氏によると、従来の教育には「教」はあっても「育」がない、のだそうです。
教えることと、育てることの違いを明快に説いています。
それはどんな教育でしょうか。
『教師なり先輩なりが、教科書によって「もの」の理を説き、知識を授けるだけのものでした。
教えられるほうも、記憶力のある者が成績が良い、というようになってしまっています。
したがって「知識」はあれども「智恵」はないということになります。』
これは学生のみならず社会人に当てはめることもできますね。
我が社の社員はどうだろうか?
社員教育に悩んでいない会社は皆無といってよいと思います。
もし自社は自信があるという方がいらっしゃれば、冒頭の言葉に当てはめてみてください。
すぐにご納得いただけるのではないでしょうか。
難しい社員教育ではありますが、
西堀氏がいいヒントを示しています。
『育てるということは「成功」の味をしめさせ、「失敗」に学ばせることです。』
激励の前に、命令や指導が先行することはないでしょうか?
部下の失敗の責任を引き受けることができるでしょうか?
社員教育を単発で行うようなことをしない。またすぐに結果を求めないことです。
単発で行って結果が出る場合もありますが、その場合の効果は限定的です。
何よりも、教育の継続性とフォローアップ体制を社内に設置することが大切なのです。
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