悪い組織の症状(2)
4.あまりに大勢の人間を集める会議を開かざるをえなくなる
5.調整役や補佐役など実際の仕事をしない人達を必要とするようになる
6.常にどこかで組織改革を行っている
(P.F.ドラッカー)
昨日の続きになります。
4.あまりに大勢の人間を集める会議を開かざるをえなくなる
「会議が多すぎるのは、仕事の分析が十分でなく、仕事の大きさが十分大きくなく、
仕事が真に責任を伴うものになっていないことを表している。」
5.調整役や補佐役など実際の仕事をしない人達を必要とするようになる
「活動や仕事が細分化されすぎている。活動や仕事が明確な単一の成果に焦点を合わされることなく、
あまりにいろいろなことを期待されている証拠である。」
6.常にどこかで組織改革を行っている
「組織病は組織構造の基本をおろそかにしたときに発症する。
組織が大きくなり、複雑になったとき、あるいは目標や戦略が変わったときに発症する。」
こうしてみると、大企業に特有の組織病だけではなく、
中小企業にも当てはまるものが多々ありますね。
それぞれ6タイプの悪い組織の症状が存在するというよりも、
複合的に発症しているケースが見受けられます。
それではこれらの症状をどうやって解決するかというと、
単に、その企業に最適な組織体制に変えれば済むというものではありません。
企業理念や事業戦略、運営システムなど、先ずは問題を特定することが先決。
問題解決すべきところは、必ずしもその問題が発症したところとは限らないのです。
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