萌芽への期待
“世間が不景気だから、自分の店が不景気になるのも仕方ない”とあきらめたり、
“困ったことだ”と右往左往すればお店はその予測のとおりになりましょう。
しかし、“不景気だからこそ面白いんだ、こんなときこそ自分の実力がものをいうのだ”と考えて、
さらに商売に励むならば、そこには発展、繁栄する道がいくらでもあると思うのです。
(松下 幸之助)
今日は、某社にて早朝から一日社員研修会を行いました。
職種、役職、年代、性別を問わず、様々な立場の社員が一堂に会しての研修会です。
OffJTによる研修会は初めてということでしたが、
座学で理論を学んだ後の実習では、
ベテラン管理職の発表にも若手男性社員からも鋭い質問が飛び交います。
質問に丁寧に答える上司。
聞き入る他のメンバー、そして次の意見、質問が続く。
ほぼ丸一日を通して実施してきた研修会ですが、
研修会が終っても管理者が帰りません。
さらに一時間、役員を囲んで熱い議論の第2ラウンドとなりました。
こういった前向きなそして成長志向の会話が飛び交う会社、とても好きです。
主催された企業でも、今後の可能性を確信されたのではないでしょうか。
萌芽を確実に幹に育てていただきたいと思います。
昨年からの経済環境の悪化に伴い、業況が悪化している企業はコスト削減に注力し、
広告費や研修費さえも削る企業もあると聞きます。
しかしこういった企業は景気好転期への巻き返しをどのように考えているのでしょうか。
松下氏は、「不景気こそ発展の千載一遇の好機」ととらえ、発展、繁栄の道を見つけるべきだと述べています。
今後、成長する可能性の高い企業は、いまこそ土壌の整備と種まきの時ととらえ、
将来に向けての投資を行い、社内の経営資源をしっかり磨き上げているものです。
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