目標達成の原理
まず目標を定める。そして行動を開始する。
しばらくしたら、その結果が目標からどれだけずれているかを調べ、
それによって必要があれば修正する。
これを目標を中心として繰り返すことによって目標に到達できるのである。
(唐津一)
唐津氏はこれをフィードバックの原理と呼んでいます。
ある会社で目標と実績について管理者に聞いたことがあります。
管理者の方々は、目標は答えることができても、実績を答えることはできません。
目標を答えることができたのは、朝礼で社長から口酸っぱく言われているからです。
しかし実績は行動していないので答えられない。
測定できない目標の設定は、行動に移されず単なるかけ声だけで終わるということです。
さらに、その管理者が答えられないのなら部下も同様と考えなければならない。
よって部門全体の目標達成も危ういものになってしまいます。
唐津氏はさらに次のように述べます。
『進歩とはフィードバックの環がどれくらい回ったかということで決まる』
『歴史はただ時計の針が回っただけではない。
それまでの行動の中から多くの失敗と成功の教訓がフィードバックされ、
現在の行動の中にすべて組み込まれている、ということでなくてはならない。』
会社で決めたことは実行しよう。
でも、行動できない理由があります。
そこにメスを入れず、かけ声だけかけていても得たい結果は手に入りません。
「行動」==>「測定」==>「比較」==>「行動」・・これを「目標」を中心に回す。
あなたの目標は、測定できるように設定されているでしょうか?
そして、誰の目からみてもそう言いきることができるでしょうか?
いま、収益を上げている会社はこのようなことを一つ一つ地道に行っています。
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