まさか・・
どんなビジネスでも常にうまくいくことばかりではありません。時には、失敗やつまずきは誰にでもある。
それでは、同じ失敗という事象に直面して、その後の状況がまったく変わるのは何故でしょうか?
時として失敗は新しいことを学ぶ最良の方法であり、
将来に向けてサービスの内容を向上させるチャンス。
失敗から何かを得ようとするかぎり、失敗は価値あるものになるのです。
ジャック・ミッチェル
問題に直面した時にとる企業の行動がその後の明暗をわけることになります。
処置の仕方を間違って、長年積み重ねた信用を一瞬で失ってしまう会社がある一方で、
失敗やつまづきをきっかけに、逆に消費者との結びつきや信頼を強固なものとする会社があります。
違いはどこからくるのでしょう?
2つの洋服店のCEOでもあり、GE、IBM、コカコーラ、JPモルガンなどの重役も務め
『Hug Your Customers』の著者であるジャック・ミッチェルは、
企業が「自己防衛モードに切り替わる瞬間」について指摘し、
『失敗を新しい挑戦だと思えばいい』と言っています。
「どうやって失敗を隠蔽するか」「非難をかわすにはどうするか」
中には「なかったことにできないか」なんて会社も。
その一方で、「包み隠さず、すべてをさらけ出す」ことを決める会社。
一瞬の明暗を分けるそれぞれの決断です。
この「何をするか」がまさに企業の文化そのものだと思います。
包み隠さず、すべてをさらけ出した瞬間に、『困った問題は、チャレンジすべき課題』となる。
失敗が自分にとって価値あるチャンスにかわった瞬間です。
失敗した責任を問うより、失敗をかくす責任を問う風土があるか、これは大事。
さらに、失敗から学びを得ていかに知識化するか、これも重要です。
そして、「まさか」をイマジネーションする、「もしも」の力が経営者には求められます。
もしも「 」だったら・・
あなただったら、カッコの中に何を入れますか?
もしもの力ですか。
確かにそういう予測ができる力って大事になりますよね。
そういう意識がないと、
気づいたときには遅いってことがほとんどでしょうしね。
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