寝ぎわの心がけ
あなたは夜、寝る前に意識している事はありますか?
寝床というものは、ただ身体と精神の疲れを休める場所ばかりではありません。
中村天風先生の言葉です。
夜の根ぎわは、どんなことがあろうと、昼間たとえどういうことに関係した場合であろうとも、夜の寝床の中は神聖でなければいけないんです。かりそめにも消極的なことを一切持ち込まない。
理想から言えば、寝床の中に入ったら、無念無想、何も考えないのが一番良いんですけれど、これは修養しないとなかなかできない。夜の根ぎわにどうしても考えずにいられなかったら、考えれば考えるほど楽しく、思えば思うほど嬉しいことだけを、考えたり思ったりすればいいんです。
思うたびに考えるたびに、何とも言えない心に小躍りするような喜びを感じることだけを考えるようにすればいいんです。(「心に成功の炎を」より)
最近は、睡眠を促すサプリが売れていると聞きます。メディアのCMでもよくやってますね。
アマゾンの睡眠サプリで検索するとこんなにたくさん。
コロナ禍にあって、誰しもいろいろと不安や心配に思うことはあるのだと思います。
ベットやふとんに横になると、昼間の出来事が頭をよぎってしまう。
あれをやらなきゃ、これをやらなきゃ。気がつくと、そんなことばかり考えている。
考えすぎて目が冴えてついついスマホを見てしまうと、もうブルーライトの餌食に。
こうなると頭が覚醒して益々寝られなくなる。
天風先生曰く、寝床の中は一日の身体の疲れや精神の疲労を休めるばかりではなく、
「生命の立て直し」の場だと言います。
昼間グダグダに疲れた体も一夜ぐっすり寝ると、明朝、捲土重来的に力が出てくるじゃないですか。何も寝てる間に一生懸命に自分の活力を吸収しようとしたわけでも何でもないけれど、我知らずの間に、自然の作用で疲れも治り消耗された力も復活すると言うありがたい働きがあるんです。
そこで冒頭の言葉に。
睡眠によって翌朝の過ごし方も変わってくる。
だからこそ、そんな時に思い出したいのが、サプリよりも先ず、寝ぎわの心がけです。
「思うたびに考えるたびに、何とも言えない心に小躍りするような喜びを感じることだけを考える」
さすがですね。楽しい、嬉しいだけでなく、“小躍りするような喜び”という表現。
すごく伝わります。
あなたにとって“小躍りするような喜び”って何ですか?
今日のブログにピンときたら、是非、今晩から実践してみましょう。
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