お客様の声を商品開発に活かす
「お客様の声を商品開発に活かす」
新幹線に乗る前に決まって買うもの
皆さんは、新幹線に乗る前に買うものはありますか?
新幹線に乗るということは長距離の移動が多いでしょうから、
何か買いこんでから乗り込むのではないでしょうか?
私は今週、出張のために新幹線に乗りました。
仕事が終わった帰り道に決まって買うものがあります。
そのひとつが「柿ピー」。
ちょっと辛い柿の種と甘みのあるピーナッツのミックスしたもの。
一粒ずつ食べるもよし、がさっとつかんで口に放り込むもよし、
ちょっとしたお酒のつまみからお茶うけまで、お父さんから子供まで親しまれているあの商品です。
でん六や亀田製菓が有名ですが、最近では、富しげのこだわり柿ピーが人気あります。
写真の柿ピーは駅の売店で買ったものです。
たいていは袋に入って売っていますが、この商品はペットボトルに入っています。
これを手にした時の私の感想、
「こういうものが欲しかったんだよ」
この商品なら手は汚れないし、散らからない。
それに食べやすいのです。
新幹線のテーブルは弁当とドリンクを置くと以外にスペースがないので便利です。
余ったら蓋をして後で食べることもできます。
これは、お客様の声から開発したのではないですかね?
お客様の声を商品開発に活かす
お客様の声というのがとても重要なのです。
多くの中小企業では「こんな商品が売れるんじゃないか」
と市場調査もせずに、会議室で決めてしまう場合があります
(皆様の会社ではそんなことはないですね)。
市場調査、マーケティングリサーチ。
これをやろうとすると昔はお金がかかりましたが、
現在は、ほとんどただ同然で実施できるようになりました。
お客様の声を商品開発に活かす会社といって思いつくのが、
「スナックラーメン」
というポジショニングでダントツになった会社「おやつカンパニーのベビースター」があります。
40年にわたってロングセラーでヒットしている商品です。
昔は、ベビースターラーメンのチキン味(スナック菓子)ひとつでしたが、
現在はこれ以外に、カップスナック、チップススナック、ミニカップラーメン、
おつまみといったカテゴリーで様々な商品アイテムがあります。
また「日本全国おやつ紀行」という地方の特産物を使ったおみやげ商品まであります。
そのすべての中心にベビースターがあります。
「ラーメン丸」と「ドデカイラーメン」という商品があります。
どちらもベビースターをアレンジしたスナック菓子なのですが、
それぞれお客様の声を参考にして開発されています。
ベビースターって細かくて食べるのが面倒だったりします。
前者は幅広麺のスナック、後者はベビースターを丸形状に型くずれしないように固めたものです。
これを手にした時の私の感想、
「こういうものが欲しかったんだよ」
実は、企業は、この声を引き出す商品開発をしなければなりません。
あなたの会社の商品を買うお客様に
「こういうものが欲しかったんだよ」
と言わせることができるかどうか、
これがその商品の売れ行きを決めます。
●あなたの会社では、お客様の声を集めているか
●集めたお客様の声を商品開発に活用しているか
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