現代の経営(上)事業のマネジメント
リーディング・ファシリテーターの大場が、経営者が読むべき名著を厳選して紹介する、経営のエッセンス「目次マインドマップ」。
第3回目は、ドラッカー名著集2 現代の経営[上]から経営管理者のマネジメントをご紹介します。
過去の「目次マインドマップ」バックナンバーはこちらからご覧になれます。
企業の目的として有効な定義は1つしかない。すなわち「顧客の創造」である。 企業が何かを決定するのは顧客である。財やサービスへの支払いを行うことによって、経済的な資源を富に変え、ものを商品に変えるのは顧客だけである。
企業の目的が顧客の創造であることから、企業には2つの基本的な機能が存在する。すなわち、マーケティングとイノベーションである。
ここでいう目標とは、次の5つのことを可能とするものでなければならない。(1)なすべきことを明らかにする(2)なすべきことを成したか否かを明らかにする(3)いかになすべきかを明らかにする(4)諸々の意思決定の妥当性を明らかにする(5)活動の改善の方法を明らかにする
無難さの強調では安定ももたらされない。経営管理者が必要とする安定とは、優れた仕事を行っていると言う自覚と、その仕事ぶりが認められていると言う認識に基づくものでなければならない。したがって第一に必要とされるものは仕事についての高い基準である。間違いをしなければ学ぶことはできない。しかも優れたものほど間違いが多い。それだけ新しいことを試みるからである。
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現代の経営(上)1/2
目次
序論 マネジメントの本質
第1章 マネジメントの役割
事業に命を吹き込む存在
経済発展を支える鍵
第2章 マネジメントの仕事
マネジメントへの無理解
経済的な成果をあげる
マネジメントの第一の機能 | 事業をマネジメントすること
創造的な活動としてのマネジメント
マネジメントの第二の機能 | 経営管理者をマネジメントすること
マネジメントの第三の機能一人と仕事をマネジメントすること
現在と未来のマネジメント
マネジメントの多目的性
第3章 マネジメントの挑戦
新たな産業革命
オートメーションとは何か
オートメーションと人間
マネジメントに要求されるもの
第1部 事業のマネジメント
第4章 シアーズ物語
顧客にとっての価値は何か
近代企業への成長の要因
数々のイノベーション
新しい問題と新しい機会
第5章 事業とは何か
人が事業を創造する
企業の目的
起業家的な二つの機能 | マーケティングとイノベーション
経済成長の機関としての企業
富を生み出す資源の生産的な利用
生産性のコンセプト
利益の機能
第6章 われわれの事業は何か
正しい答えはわかりきったものではない
われわれの事業は何かが最も重要
顧客は誰か
顧客にとっての価値は何か
われわれの事業は何になるか
われわれの事業は何であるべきか
目標設定の重要性
第7章 事業の目標
「唯一の正しい目標」の誤り
いかにして目標を設定するか
市場地位 | マーケティングに関わる目標
イノベーションに関わる目標
生産性と付加価値に関わる目標
資源と資金に関わる目標
どれだけの利益が必要か
利益を測定する尺度は何か
その他の重要な領域に関わる目標
目標の期間設定
目標間のバランス
第8章 明日を予期するための手法
明日を予期することの重要性
景気循環を迂回する
意思決定のための三つの手法
経営管理者の育成が鍵
第9章 生産の原理
生産能力は決定的要因
三つの生産システム
個別生産
二つの大量生産
プロセス生産
生産部門に要求すべきこと
生産システムがマネジメントに要求するもの
オートメーション化 | 革命か漸進か
マインドマップとは?
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