人生心得帖(松下幸之助)
今日という日は人生において忘れられない一日です。
11年前、東日本大震災による地震と津波が私たちが生活をするこの地を襲いました。
停電と水道、ガスなど生活に欠かせないインフラが破壊され、情報はラジオのみ。毎日の水は近所の学校で、食べ物はスーパーやコンビニで長蛇の列に並んで買い求めました。
風呂も1ヶ月で数回程度しか入ることができず、被害の少ない友人の自宅で入れていただいたお風呂の温もり、心の底からあたたかな気持ちになりました。
そんな100年?1000年?に一度の経験をした私たちですが、よもや震災の10年後にコロナウイルスが社会、生活の営みを破壊するとは思いもよりませんでした。まさに人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、ま坂(まさか)です。
今日という一日は、いつもより少しだけ「人生」について考えて見る一日を過ごしたいと思いこの本を手に取りました。15年以上前に購入した本ですが、あらためて開いてみると、わたしのハートに刺さることばのオンパレードに目が覚めるようです。厳しくそしてあたたかい。
あなたもこの本から人生のヒントや気づきが得られたいいですね。
名著をたずねる旅
経営者、ビジネスパーソンの方々が読むべき名著を厳選して紹介する、経営のエッセンス「読書マインドマップ」。第37回目は、松下幸之助の名著人生心得帖 (PHP文庫)を紹介します。
過去の「マインドマップ」バックナンバーはこちらからご覧になれます。
お互い人間には本来悩みはない
あるとすれば、
自分がとらわれた見方をしているからだ
パナソニック創業者 松下幸之助(PHP出版)
小さな成功と小さな失敗とから成り立っている仕事のひとつひとつをよく味わっていくならば、一見平穏無事の日々の中でも、様々な体験を持つことができ、それらが全て人生の糧となって生きてくると思うのです。 かたちに現れた成功や失敗の体験だけでなく、この心の体験を日々重ねていくことが、特に変化の激しい時代に生きる私たちには、きわめて大切なのではないでしょうか。
知識も大事、知恵も大事、才能も大事。しかし何よりも大事なのは熱意と誠意である。この2つがあれば何事でも成し遂げられる。 社長というものは、何よりも熱意と誠意だけはその会社において一番のものを持っていなければならない。社長にそれがあれば、社員もそれに感じて、知識あるものは知識を、技能はあるものは技能を、というように、それぞれに自分の持てるものを提供し、働いてくれる。
豊かな経験、旺盛な知力、体力というようにそれぞれが発揮する持ち味は年齢によって違いますが、老いも若きも、その年齢による違いを尊重しあい、それぞれを生かしあっていく。そういうところから、より力強い社会の働きと言うものも生み出されてくるのではないかと思うのです。
読書マインドマップ
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人生心得帖(松下幸之助) 目次
まえがき
人生の航海術
運命に光彩を
磨けば輝く人間の本質
人間としての成功
天分の発見
まず信頼すること
感謝する心
怖さを知る
人情の機微
日々の体験を味わう
長所も短所も
流されずに聞く
仕事と運命
熱意と誠意
学問を使いこなす力を
病とつきあう
悩みの解消
続けること、辛抱すること
自己親照
無用のものはない
物を泣かさずら
年齢と持ち味
女性と仕事
親の責任
人生を生ききる
生きがい、ということ
よき人生とはの
天寿を全うする
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