人を動かす
名著をたずねる
読書ファシリテーターの大場が、ビジネスパーソンに名著を厳選してガイドする読書マインドマップ。
今回は永きにわたって読み続けられる名著。D・カーネギー著「人を動かす」をご紹介します。
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人を動かす ピックアップ
他人の欠点を直してやろうと言う気持ちは確かに立派であり賞賛に値する。だがどうしてまず自分の欠点を改めようとしないのだろう。
動作は意思によって直接に統制することができるが、感情はそうはできない。ところが、感情は動作を調整することによって、間接に調整することができる。 したがって、快活さを失った場合、それを取り戻す最善の方法は、いかにも快活そうに振る舞い、快活そうにしゃべることだ・・・
幸福は、財産、地位、職業等で決まるものではない。何を幸福と考え、また不幸と考えるか、その考え方が幸福の分かれ目なのである。
話し上手になりたければ、聞き上手になることだ。興味を持たせるためには、まず、こちらが興味を持たねばならない。
”意見の不一致を歓迎せよ”。「2人の人間がいて、いつも意見が一致するなら、そのうちの1人はいなくてもいい人間だ」と言う言葉を銘記すべきだ。思い及ばなかった点を指摘してくれる人がいたら感謝しなければならない。この指摘は、重大な失敗をあらかじめ防ぐきっかけを作ってくれているのだ。
相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずだ。その理由を探し出さねばならない。そうすれば、相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。
人間は誰でも正直で、義務を果たしたいと思っているのだ。人をごまかすような人間でも、相手に心から信頼され、正直で公正な人物として扱われるとなかなか不正なことはできないものなのだ。
人を変える必要が生じた場合、次の事項を考えてみるべきだ。1.誠実であれ。守れない約束はするな。自分の利益を忘れ、相手の利益だけを考えよ。2.相手に期待する協力は何か。明確に把握せよ。3.相手の身になれ。相手の真の望みは何か?4.あなたに協力すれば相手にどんな利益があるか?・・・
人を動かす 目次
PART1 人を動かす3原則
・盗人にも五分の理を認める
・重要感を持たせる
・人の立場に身を置く
PART2 人に好かれる6原則
・誠実な関心を寄せる
・笑顔を忘れない
・名前を覚える
・聞き手にまわる
・関心のありかを見ぬく
・心からほめる
PART3 人を説得する12原則
・議論をさける
・誤りを指摘しない
・誤りを認める
・おだやかに話す
・イエスと答えられる問題を選ぶ
・しゃべらせる
・思いつかせる
・人の身になる
・同情を持つ
・美しい心情に呼びかける
・演出を考える
・対抗意識を刺激する
PART4 人を変える9原則
・まずほめる
・遠まわしに注意を与える
・自分のあやまちを話す
・命令をしない
・顔をつぶさない
・わずかなことでもほめる
・期待をかける
・激励する
・喜んで協力させる
付 幸福な家庭をつくる7原則
・口やかましくいわない
・長所を認める
・あら探しをしない
・ほめる
・ささやかな心づくしを怠らない
・礼儀を守る
・正しい性の知識を持つ
あとがき
いかがだったでしょうか?
私は書店で平積みにされているベストセラー本よりも大事な本があると思っています。
それは出版から時間を経ても読み続けられる本です。
読書ファシリテーターの大場が、ビジネスパーソンに名著を厳選してガイドする読書マインドマップ。
また、次回をお待ちください。
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