ラストインディを観た
■映画感想
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」を観てきた。
Indiana Jones and the Dial of Destiny
ラスト・インディとてもよかった。
素晴らしいフィナーレだった。
これでインディもラストかと思うと、過去作と自分の人生をオーバーラップさせた感慨深いエンドロールとなった。
インディジョーンズの一作目は、「レイダース/失われたアーク」
スターウォーズで大ブレークした、ハリソンフォード主演の娯楽活劇。
それまで観たことのない、面白さに度肝を抜かれた。
期待値の遙か上をゆく面白さは、さすがスピルバーグ&ジョージルーカスだと思った。
その後、ハリソンフォード主演の映画を見続けて、
前作、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」では、UFOまで登場して、これはちょっと違うんじゃないのと違和感を持って作品から距離を取り、正直、今回の作品は、観ようかどうか半々だった。
インディは、3作目のショーンコネリーが出演した「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」まででよかったのではないかと。
しかし、公開から1ヶ月あまりを過ぎて、いよいよ劇場では1日に1回しか上映しなくなり、これまでインディを見続けてきたファンとしては、やはり劇場に行かねばと昨日観てきたわけです。
監督は、スピルバーグではなく、ジェームズマンゴールド。
しかし、スピルバーグのインディを彷彿させるカメラワークなど、とても面白かった2作目の「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」に限りなく近かったように思う。
キャスティングは、魔宮の伝説のウィリー(ケイト・キャプショー)と相棒の少年ショート・ラウンド(キー・ホイ・クァン)のオマージュだと思うし、秘宝「アンティキティラのダイヤル」奪取のくだりは、往年のインディらしさが十分でていた。
旧友の娘でインディが名付け親である、ヘレナ・ショー(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)は、最初は「え?」という感じだったが、物語の進行とともに輝きを増していた。
そして、何よりも今回の映画の成功は、マッツ・ミケルセンだったことは間違いないだろう。
本当に良い役者。
この人が出る映画はとても身が引き締まる。
ダニエルクレイグ主演の007カジノロワイヤルでの血も涙もない冷酷な役は、ズバリ、ダニエルボンドの名を不動なものにした立役者と言って良いだろう。
ハリソンフォードは、現在81歳。
年齢としてもインディを演じるのはギリギリだったと思う。
それでもアクションをそつなくこなし、インディここに有りを示していた。
インディジョーンズの世界観。
ヒーローとはこうあるべきという痛快さ。
いまでも、ジョン・ウィリアムズのテーマソングが流れると胸踊る。
ラストインディにスタンディングオベーションを贈りたいと思います。
■映画のサイト
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
Indiana Jones and the Dial of Destiny
■映画スタッフとキャスト
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 ジェズ・バターワース
ジョン=ヘンリー・バターワース
ジェームズ・マンゴールド
原作 キャラクター創造
ジョージ・ルーカス
フィリップ・カウフマン
製作 スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
サイモン・エマニュエル
出演者 ハリソン・フォード
フィービー・ウォーラー=ブリッジ
アントニオ・バンデラス
ジョン・リス=デイヴィス
シャウネット・レネー・ウィルソン
トーマス・クレッチマン
トビー・ジョーンズ
ボイド・ホルブルック
オリヴィエ・リヒタース
イーサン・イシドール
マッツ・ミケルセン
音楽 ジョン・ウィリアムズ
この記事へのコメントはありません。