独自性の発見
名著をたずねる旅
リーディング・ファシリテーターの大場が、経営者が読むべき名著を厳選して紹介する、経営のエッセンス「読書マインドマップ」。
第24回目は、モノと情報があふれる現代社会で、消費者の心をつかむ唯一の方法。マーケティングの世界的権威、ジャック・トラウトの不朽の名著「独自性の発見」をご紹介します。「強み」の正しい見つけ方、伝え方について興味がある方におすすめの本です。
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差別化は企業が常に努力しなければならぬ最も重要な戦略であり、戦術的行動の1つだ。差別化するかどうかを考える余地は無い。そして、どんなものでも差別化できる。
「違う」とは、同じではないと言うことだ。「独自性」とは唯一で並ぶものがないと言うことである。だから同業他社との違いを見つけなくてはいけないが、その際、違いが必ずしも商品そのものの特徴である理由はない。
ビジネスにおける問題点の核心は、ライバルを深く理解し、ライバルが消費者の心でどんな場所を占めているかを理解することだ。自分が何を望むかではない。ライバルとの関係で何ができるか、である。
人はたいてい、買いたいものではなく、買うべきだと思うものを買う。羊のように群れの動きに従うのだ。こういう行動をとる大きな理由は不安だ。人の心は様々な原因で不安定になるが、その1つは買い物のような基本的なことをする際に感じるリスクだ。行動科学者によれば、このリスクは5種類あると言う。
読書マインドマップ
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独自性の発見 目次
はじめに
1章 「多様な選択肢」という不幸
2章 「ありふれた商品」になる理由
3章 いまこそ「USP」を!
4章 困難だが、逃げれば惨敗
5章 「品質戦争」と「顧客志向」には要注意
6章 後悔しない広告戦略とは?
7章 「低価格」で独自性は出せない
8章 「品揃え」でも独自性は出せない
9章 差別化にいたるステップ
10章 差別化①「ポジショニング」と「フォーカス」の徹底
11章 差別化②「一番乗り」を射止める
12章 差別化③「特色」を模索する
13章 差別化④「業界リーダー」を目指す
14章 差別化⑤「伝統」で勝負する
15章 差別化⑥「専門性」を磨く
16章 差別化⑦「みなに選ばれている」をアピールする
17章 差別化⑧「製法」にこだわる
18章 差別化⑨「最新」で差をつける
19章 差別化⑩ 「ホット」で注目を集める
20章 「成長」に潜むワナ
21章 「犠牲」を恐れるな
22章 戦術は場所ごとに変える
23章 違いを維持するためのガイドライン
24章 クチコミの正しい活用法
25章 こんなことまで差別化できる
26章 優れたトップはどこが違う?
エピローグ
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